今年に入ってからすでに日本の他にカナダや南アが政策金利を発表したが、カナダ・南アの両国が発表したのは0.25%の利上げで昨年より利上げがペースダウンしている。来週発表予定の米も0.25%の利上げが予想されており、今年に入って各国は明らかに利上げペースを落としている。
2023年もすでに約1ヶ月が経過したが、ここまでに主要国としては日本、カナダ、南アフリカが政策金利を発表した。
日本は相変わらず利上げは全く予想されていない状況で、18日に発表された内容もほぼ変更なしだった。その一方でカナダと南アフリカは0.25%の利上げを発表。どちらの国も昨年後半は0.5%や0.75%の大幅利上げを何度も行ってきたものの、年明けになって利上げがペースダウンした形になった。
そして来週の2月1日水曜にはアメリカが政策金利発表を予定しており、こちらも0.25%の利上げ予想が一番多い。アメリカも昨年は0.5%や0.75%の大幅利上げを行ってきたが、今年になって利上げが減速しつつある。
もちろんまだペースダウンしていない国もある。来週はユーロ圏やイギリスの政策金利発表が予定されており、どちらも0.5%利上げが予想されている。しかしユーロ圏の0.5%利上げはあと2回と見られており、その後は0.25%以下にペースダウンする可能性が高い。またイギリスの政策金利も現時点で3.5%で予想通りなら来週4%にされるため、近い将来利上げ幅が縮小される見通しは強い。
そして今後まだまだ利上げのペースダウンが見通せない国もある。例えばオーストラリアは、25日水曜に発表された12月消費者物価指数が前年同期比+8.4%で、予想の+7.7%より高くまた前月の+7.3%よりもかなり上昇していた。オーストラリアはまだ政策金利が3.1%と低いこともあり、この状況ではまだしばらくはハイペースな利上げが必要だろう。
だが全体的に見ると今年に入って利上げをペースダウンしているか、あるいは今後する見通しの国は多い。昨年はここ数十年で稀に見る利上げラッシュの年だったが、その利上げラッシュはようやく終わりに向かいつつある。
今後どうなるかは各国のインフレ率次第だが、すぐに景気対策の利下げに転換する可能性は低い。主要国は4~5%まで政策金利を引き上げでそこで一旦打ち止めにする国が多いと思われるが、しばらくはインフレを警戒して金利を高い水準に維持するだろう。
その後今年後半から来年にかけ、インフレが十分落ち着いたと判断したら利下げもありえる。その一方でインフレがまた進行するようならさらなる利上げもあり、状況は予断を許さない。
この書類に含まれる素材はiFOREXではなく、独立した第3機関により作成されたもので、いかなる場合においても、直接的・間接的、明示的・暗示的にかかわらず、投資に対する助言や、金融商品に関する投資戦略の推奨、提案として解釈すべきものではありません。この書類に含まれる過去の実績や、それに基づくシミュレーションは将来の成果を保障するものではありません。
すべての免責事項はこちらをクリックしてご確認ください。
iFOREXは数百銘柄の通貨、仮想通貨、商品、指数、ETF、株式をCFD形式で取引することができます。
方法は簡単、3ステップでCFD取引を注文できます。
iFOREXに今日参加すれば、次の素晴らしい特典パッケージがあなたのものに
25年以上信頼されるサービスプロバイダー
iFOREXグループは業界で最も大きく尊敬される企業の一つです。1996年に成功した銀行家のグループにより設立され、世界中の人の毎日の市場へのアクセスが目標です。
3つの主な約束
私たちは、提供するグローバルな取引商品の多様性と、使用する革新的な技術、常に向上し続けるカスタマーサービスで、業界のリーダーであり続けます。