イクヨという合成樹脂の自動車部品を製造している企業があるが、その企業が株主優待にビットコインが抽選で当たる権利を入れたことで、9日の東証で暴騰してストップ高をつけた。この結果を見て今後は他企業も同様の優待を提供してくるかもしれない。
東証スタンダードにイクヨ(銘柄コード:7273)という企業があり、主に合成樹脂の自動車部品を製造する事業を行っている。そのイクヨが、8日の株式市場終了後に日本で前代未聞の株主優待を発表してきた。なんと抽選でビットコインが当たる権利を優待として付与するというものだ!
もともと株主優待というものは日本独自の習慣で、アメリカをはじめ海外にはあまりない。株式には配当というインカムゲインを得る手段があるが、日本の株主優待はそれに加えて主に現物で何かがもらえる特典がある。
株主優待は基本的にその企業の事業に関係するものが多い。例えば飲食店経営の企業なら経営するお店での食事券だったり、旅行会社なら旅行に使える金券だったりする。
ところがイクヨは、これまで日本企業が提供したことのない、ビットコインの抽選権を株主優待として発表した。この優待は9月30日が基準日となり、その日に500株以上保有している株主が対象になる。イクヨ株の7月8日の終値は703円だったので、この時点では35万1500円分購入すれば優待の権利がもらえるはずだった。
抽選によって、10万円相当のビットコインが30名、3万円相当が100名、そして1万円相当が1,000名に当たると発表された。合計で1,600万円相当のビットコインが1,130名に当たることになる。
7月8日終値時点の株価で計算すると、約35万円分購入して10万円相当が当たれば28%の利益となるのでかなりの利益率となる。
この株主優待はかなり好評のようで、発表直後の9日の株式市場でイクヨ株は暴騰。朝方に寄り付いてしばらく後にはストップ高の853円をつけ、その後はストップ高付近で後場まで推移した末に終値は20.6%高の848円だった。この時点で優待の権利をもらうためには42万4000円の購入が必要となる。
本業と全く関係のないビットコインの抽選権を株主優待として出すという奇抜な策を打ち出してきたイクヨだが、9日のストップ高を見る限りこの策は成功したと言ってもいい。そして今後は他企業も同様の優待を出してくる可能性が出てきた。
同じ東証スタンダードのメタプラネット(銘柄コード:3350)は、去年からビットコインの購入を基幹事業としたことでその後株価が暴騰している。そしてイクヨの株主優待の例といい、現在のビットコインの勢いと影響力はすさまじいものがある。
この書類に含まれる素材はiFOREXではなく、独立した第3機関により作成されたもので、いかなる場合においても、直接的・間接的、明示的・暗示的にかかわらず、投資に対する助言や、金融商品に関する投資戦略の推奨、提案として解釈すべきものではありません。この書類に含まれる過去の実績や、それに基づくシミュレーションは将来の成果を保障するものではありません。
すべての免責事項はこちらをクリックしてご確認ください。
iFOREXは数百銘柄の通貨、仮想通貨、商品、指数、ETF、株式をCFD形式で取引することができます。
方法は簡単、3ステップでCFD取引を注文できます。
iFOREXに今日参加すれば、次の素晴らしい特典パッケージがあなたのものに
25年以上信頼されるサービスプロバイダー
iFOREXグループは業界で最も大きく尊敬される企業の一つです。1996年に成功した銀行家のグループにより設立され、世界中の人の毎日の市場へのアクセスが目標です。
3つの主な約束
私たちは、提供するグローバルな取引商品の多様性と、使用する革新的な技術、常に向上し続けるカスタマーサービスで、業界のリーダーであり続けます。