仮想通貨のUSDCを担保とすることで買い物ができるクレジットカードの事前登録が始まった。日本で正式に発行されるクレカとして仮想通貨のみで決済するものは初となる。
決済通貨として日本円でも米ドルでもなく、仮想通貨を使うクレジットカードの事前登録が日本でも始まった。
このカードは「Slash Card」と呼ばれる。発行の主体となっているのは2023年に設立されたばかりのSLASH VISIONという企業で、本社はシンガポールにあるが社長は佐藤伸介氏という日本人。
SLASH VISIONに加えて、クレジットカード会社のオリエントコーポレーションと決済代行事業のアイキタスの3社が、今年2月にすでにSlash Card発行に向けた提携関係を発表していた。
Slash CardはステーブルコインのUSDコイン(USDC)を入金することで、その金額だけ買い物で決済ができる。いわば決済通貨として仮想通貨のみを取り扱うクレカで、この種のクレカは日本で初となる。
仮想通貨は「通貨」という言葉がついているので本来は買い物などの決済に使えるものであるはずだったのだが、現在では値上がりを狙った投機目的で買われることの方が多い。その理由として仮想通貨での支払いを受け付けるお店が少ない点があり、日本では他の先進国に比べてさらに少ない。
Slash Cardのようなクレカを使うと、仮想通貨そのものは受け付けないお店でもクレカを受け付けてくれるなら仮想通貨で買い物ができることになる。
とはいえ決済通貨がビットコイン(BTC)などではなく、USDコインである点が多少のネックになるかもしれない。現在日本ではビットコインやイーサリアム(ETH)などの主要仮想通貨はほとんどの仮想通貨取引所が扱っているが、USDコインなどのステーブルコインを扱っているところはあまりない。USDコインは今年になってようやくSBI VCトレードが取り扱いを開始した。
つまりSlash Cardを使うためにUSDコインを入金したくても、USDコイン自体の入手が日本では容易ではない。
海外の仮想通貨取引所はテザー(USDT)やUSDコインといったステーブルコインを基軸通貨としているところが多く、海外取引所に口座を持つ層ならUSDコインを入手することはできる。ただし大手の海外取引所は独自のデビットカードを発行しているところも多く、今でもそのようなデビットカードを使って手持ちの仮想通貨で買い物ができる。
そういった意味でSlash Cardの需要が日本でどこまであるのかわからないが、今後USDコイン以外にも決済通貨が増えれば需要は高まるのではないか。
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