今週は中国の第3四半期GDPや、日本やユーロ圏の9月消費者物価指数が発表された。またトルコの政策金利発表もあった。そして中国の恒大集団が23日に利払い猶予期限を迎えデフォルトの危機が一時高まったものの、その後利払いを完了したとの情報が流れ恒大集団懸念は一旦遠のいた。
今週は18日月曜に中国の第3四半期GDPが発表され、予想の前年同期比5.2%増に対し発表は4.9%増と予想を下回った。中国は恒大集団問題に象徴される不動産バブルの崩壊や、電力不足などで景気減速懸念が高まっている。
20日水曜にはユーロ圏の9月消費者物価指数改定値が発表され、予想通りの前年同月比+3.4%だった。また22日金曜には日本の9月CPIが発表され、生鮮食料品などを除いた数字で前年同月比+0.1%だった。日本のCPIがプラスになったのは、パンデミックで本格的に経済自粛が始まる直前の2020年3月以来となる。
政策金利は21日木曜にトルコが発表し、予想の1%利下げに対し発表はサプライズで2%の大幅利下げ。政策金利は16%とされた。
一方中国の恒大集団は、今週中に9月23日に期限だった利払いの猶予期限が切れることになっていた。そのため一時はデフォルト懸念が台頭し株式市場が下落したものの、その後利払いができるとの情報が流れて株式市場の懸念は後退した。
今週の東京株式市場では日経225平均は18~20日まで小幅な上下が続いた後、21日には恒大集団問題懸念を受け547円と大幅下落。翌22日も寄り付き時点では下げていたものの、その後恒大集団による利払いの情報が流れたために上昇し96円高で終了。週足では268円安だった。
米債務上限問題が一旦片付いたNY株式市場は、堅調な1週間だった。ダウ工業平均は19~20日に続けて3桁上昇した後、21日には恒大集団問題懸念などから小幅に下落。しかし22日には74ドル上昇して8月以来2ヶ月ぶりに史上最高値を更新。週足では383ドル高だった。
為替市場では先週まで続いてきた円安・米ドル高が今週になって一服。週前半は先週までに引き続き円安が進行し、20日には1ドル=114円70銭まで到達。しかし週後半には円高が進行し、週の終値は113円台半ばだった。
サプライズで2%の利下げを発表したため、発表後にはトルコリラが暴落した。ここ数週間米ドル高・リラ安が続いてきた米ドル/トルコリラは利下げ発表後に一段とリラが下がり、週終了時までに1ドル=9.6リラ台をつけてリラ最安値をまた更新。またトルコリラ/円も利下げ発表後に最安値を更新し、史上初の1リラ=11円台をつけた。
先物市場ではNY原油が大きく上昇はしないまでも高値に留まり、今週は82~84ドルを中心としたレンジで推移した。
来週はアメリカの第3四半期GDPや、ユーロ圏の10月消費者物価指数速報値など重要な発表が多い。またユーロ圏の政策金利発表もある。そして大企業の7~9月期決算発表が続いているアメリカでは、GAFAMの決算が揃って発表される。来週はいろいろな材料が出る1週間となるだろう。
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