日本におけるIEOの第4弾として4月に上場したニッポンアイドルトークン(NIDT)は、上場してから7月まではあまり動きがなかった。しかし8月になってアイドルプロジェクトの詳細が公表されるようになり価格が急上昇して販売価格の3倍以上にもなった。
海外では盛んに行われてきたIEO(Initial Exchange Offering)だが、日本ではこれまでようやく4回行われた。そして第5弾もすでに発表されている。
日本における4例目のIEOとなったニッポンアイドルトークン(NIDT)は今年の4月26日に上場で、上場前の販売価格は5円だった。NIDTはそれまで3つのIEOとは違い、DMM Bitcoinとcoinbookという2ヶ所の仮想通貨取引所で同時に上場された。よってこの2つの取引所で取引レートが微妙に違っている。
2つの取引所で多少レートが違うとはいえ上場後の動きを見ると、上場初日には販売価格を大きく割って1円付近まで暴落した。だが翌27日に急反発して販売価格の5円を回復。その後5月から6月には4円付近であまり動かず、7月後半以降は5円付近に留まっていた。
そして8月10日頃から急上昇が始まり、今週には販売価格の3倍以上となる17~18円をつけた。このように上場後数ヶ月経ってから暴騰して最高値を更新する動きは、過去3つのIEOにはなかった。
8月になってからNIDTが暴騰しているのは理由がある。NIDTはアイドルプロジェクトの資金調達のために立ち上げられたトークンだった。そして8月に入ってからアイドルオーディションの最終ステージ進出者たちの顔が公表されるなど、具体的な情報がいろいろ出てきた。これがNIDTの買いにつながり、価格が急上昇したと思われる。
これまで3例のIEOの動きを振り返って見ると、1つ目のパレットトークン(PLT)は2021年7月29日に上場。販売価格は4.05円だった。パレットトークンは上場当時が仮想通貨ブームだったこともあり、上場時に買いが集中して直後の8月1日には20倍以上となる90円超えまで上昇。しかしその後は時々上昇しつつも長期的に下げ基調が続き、2023年8月25日現在で7.4円まで下がっている。
2つ目のFCRコイン(FCR)は2022年5月18日に上場。このトークンはサッカーチームのFC琉球の資金のために発行されたもので、販売価格は2.2円だった。FCRコインは上場直後から軟調な動きが続き、約7ヶ月半後の2022年年末には0.22円と10分の1まで下落。今年になってようやく下げ止まり多少は反発したが、8月25日現在で0.33円と販売価格にはほど遠い。
3つ目のフィナンシェトークン(FNCT)は2023年3月16日に上場。販売価格は0.41円だった。上場初日に約7倍となる3円まで上昇したが、そこを天井にその後は下落。6月末には0.12円まで落ちてしまった。だがここで底を打ってその後は上昇し、8月25日現在で0.35円付近で推移している。
このように過去の3例は全て上場直後に最高値をつけて、その後は最高値更新が見られない。それに対してNIDTは上場後数ヶ月経ってから最高値を更新した。アイドルプロジェクトのトークンという性質のためこのような動きになったのだが、上場後に購入しても利益が狙えるというIEOの新しい可能性が見えたトークンとなった。
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