「不変の価値物」として古代から通貨代わりに使われてきた金だが、現在のペースで採掘を続けるとあと20年で世界から枯渇するという説も流れている。果たして20年後の2036年には、世界から金が枯渇しているのだろうか?
金は「不変の価値」を持つ金属として、古代から人間社会で取引に使われてきた。またアメリカなど主要国も、数十年前まで金と通貨を一定レートで交換できる金本位制を取っていた。金本位制をやめてしまったのは、経済が発展して通貨の流通量が増え、金本位制を維持するために膨大な量の金が必要となってきたためだ。
しかし金本位制がなくなっても、価値物としての金はなくなることはない。金は特に21世紀になってから、中国など新興国の経済発展・需要増加もあって価格が高騰してきた。2005年にはNY金は1オンス=400ドル程度だったのが、2011年のピークには1,900ドルという史上最高値をつけた。ただその後は数年間下落トレンドになっている。
そして金の埋蔵量に話を移すと、金は地球上に無尽蔵に埋蔵されているわけではない。地球上の金の埋蔵量は、15~16万トンと言われている。だがその中でも比較的採掘が可能な金は5万トン程度と言われており、さらに現在では毎年2400~2500トンのペースで採掘されている。
ということは、あと20年ほどで金が枯渇する可能性があるのだ。ただ実際に枯渇する可能性はあまり高くない。例えば石油は30年前には「あと30年で世界の石油は枯渇する」などと言われていたが、実際には枯渇していない。
その理由は、人類は石油を毎年掘削すると同時に、新しい油田を探すことも行っているためだ。30年前に発見されていた油田だけでは30年後に枯渇したかもしれないが、実際には過去30年間で新しい油田が多く見つかった。
それと同時に掘削技術が向上し、それまでは掘れなかった場所で石油が掘削できるようになったこともある。昔は海底から石油を取ることはあまりなかったが、現在では多くなった。
現在採掘可能な金は5万トンだが、そうでないものも含めれば地球上には金が15~16万トン眠っているということはすでに述べた。残り10万トン程度が取れるようになれば、金は20年では枯渇しない。また新しい金山が見つかる可能性もある。
19世紀のアメリカ・カリフォルニアでは「ゴールドラッシュ」と呼ばれる状況になり、多くの人が一攫千金を求めて金を掘りに行った。現在、金の採掘は大資本と高度な技術を持つ企業が行うものなので、ゴールドラッシュのようなことは起こらないだろう。しかし投資先としての金の価値は消えず、また地球上から金が枯渇することも可能性は低い。
この書類に含まれる素材はiFOREXではなく、独立した第3機関により作成されたもので、いかなる場合においても、直接的・間接的、明示的・暗示的にかかわらず、投資に対する助言や、金融商品に関する投資戦略の推奨、提案として解釈すべきものではありません。この書類に含まれる過去の実績や、それに基づくシミュレーションは将来の成果を保障するものではありません。
すべての免責事項はこちらをクリックしてご確認ください。
iFOREXは数百銘柄の通貨、仮想通貨、商品、指数、ETF、株式をCFD形式で取引することができます。
方法は簡単、3ステップでCFD取引を注文できます。
iFOREXに今日参加すれば、次の素晴らしい特典パッケージがあなたのものに
25年以上信頼されるサービスプロバイダー
iFOREXグループは業界で最も大きく尊敬される企業の一つです。1996年に成功した銀行家のグループにより設立され、世界中の人の毎日の市場へのアクセスが目標です。
3つの主な約束
私たちは、提供するグローバルな取引商品の多様性と、使用する革新的な技術、常に向上し続けるカスタマーサービスで、業界のリーダーであり続けます。