メルカリの純損失額が約2倍に拡大

user 著者 鳥羽賢
calendar 2019年8月8日

スマホのフリマアプリ企業として昨年鳴り物入りで上場したメルカリだが、8日に発表された2019年6月期の決算では前年に比べて純損失が約2倍に拡大した。これでメルカリは2013年の創業から7年連続の赤字となり、黒字転換できる兆しが全く見えない。

今期の赤字額は137億円

スマホ上で自由に物を売買できるフリマアプリとして、メルカリ(銘柄コード:4385)は2013年に創業。すぐに若者を中心に爆発的に広がり、現在では日本で1,000万人以上のユーザーを抱えるまでになった。

2016年頃からメルカリ株がいつ上場するのか業界では噂になっていたが、2018年6月についに鳴り物入りで上場。公募価格の3,000円に対し、6月19日の上場初値は5,000円、同じ日には一時6,000円まで上昇した。しかしそこがメルカリ株のピークで、上場2日目以降現在まで株価は下がり続けている。

株価が下がり続けている最大の理由は、メルカリがずっと赤字続きでパッとしない業績が続いているためだ。例えば上場直後の昨年8月9日に発表された2018年6月期の決算は、売上高が前年比62%増の357億円。その一方で純損失は70億円で、前年から66%も損失が拡大していた。上場初の決算発表となったこの時の決算が予想外の大幅赤字だっただめに投資家は失望し、翌10日にメルカリ株は10%も暴落した。

だが今年8月8日に発表された2019年6月期の決算は、それほど改善されていなかった。売上高は前年比45%増の517億円と相変わらず好調だったものの、純損失が137億円と前年の2倍近くまで拡大していた。

とはいえ、本業の国内フリマ事業はそれほど悪くない。年間に売買された商品の総額である流通総額は、前年比38%増の4,900億円だった。また営業利益も前年比28%増の94億円だった。そして月間アクティブユーザー数も、前年比27%増の1,350万人と順調に増えている。

メルカリが損失を出しているのは他の部門で、例えば海外進出には苦戦しイギリスへの進出は全く上手く行かないまま2017年末に撤退を発表。この失敗だけで約10億円の損失を出した。

アメリカでも苦戦しているがこちらはまだ撤退しておらず、2019年6月期には米における流通総額が日本円で約380億円、月間アクティブユーザー数が200万人に達したと発表された。だがアメリカの市場規模を考えればまだまだ小さい。結果はまだそれほど出ていないが、米事業への投資費用でかなり損失が出ている。

そしてスマホ決済の「メルペイ」にも多額の投資を行っているが、こちらもここ最近は多くのスマホ決済が乱立しており競争は激しい。またソフトバンクなどがスタートした「paypay」や、セブンイレブンが始めた「7pay」などのスマホ決済サービスでは大きなトラブルが起こり、7payについては開始早々だが撤退を発表した。スマホ決済の分野は事業を行う側にとってもリスクが大きい。

このような状況でついに2013年から19年6月期まで7期連続の赤字となったメルカリ。投資家の期待に応え株価を回復させるためには、なんとしても黒字転換させるしかない。

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