ネイルサロン「FASTNAIL」を経営する東証スタンダードのコンヴァノが、今週17日に4億円分のビットコイン購入事業開始を取締役会で決議した。ビットコイン購入事業を始めたゲーム会社もあり、もはや猫も杓子も仮想通貨事業を開始している感がある。
ネイルサロン「FASTNAIL」を経営するコンヴァノ(銘柄コード:6574)は、東証スタンダードに上場している。そしてコンヴァノは今週17日になって、最大4億円分のビットコイン購入事業を取締役会で決議した。
コンヴァノは5月30日に、定款の一部を変更して「Web3・デジタルアセット事業」を追加したと発表していた。
6月30日には新株予約権の発行を発表。この新株予約権は株式会社ディメンショナルという企業が割当先となり、1個100株で7,000個。つまり70万株分を発行して、約60億円の資金を調達する予定と発表した。
60億円のうち4億円をデジタルアセットへの投資に充てると述べていたが、この時点ではまだどのようなアセット(資産)に投資をするのかまでは述べていなかった。
そして今週17日に、7月末までにビットコインを最大4億円分購入する計画を、取締役会で決議したことを発表した。すでに日本の国内外で多くの企業がビットコインや他の仮想通貨を購入しており、アメリカのマイクロストラテジー(銘柄コード:MSTR)のように日本円にして兆円単位で保有している企業もある。
それに比べると4億円はごく少額だが、ネイルサロン経営というこれまで金融やITとは全く別分野の事業を行ってきた企業もビットコインの購入を開始している。
今年就任したアメリカのトランプ大統領が仮想通貨に好意的であることもあり、世界的に企業や国家、さらに自治体まで仮想通貨の購入を開始している。
東証プライムに上場しているゲーム会社のgumi(銘柄コード:3903)は、今年2月に10億円分のビットコインを購入する計画を発表。そして6月には実際に購入したことを発表したが、これは継続的なものではなく1回限りだった。
またコンヴァノと同じ美容業界の企業、「湘南美容クリニック」を経営するSBCメディカル・グループ・ホールディングス(以下、「SBC」)も、2月に10億円分のビットコイン購入計画を発表し、4月にまず6,000万円分を購入した。なおSBCは日本に上場しておらず、アメリカのNASDAQに上場している。
これらの購入は全体的に株価にはいい影響が出ているようだ。コンヴァノの株価は今年5月前半まで半年ほど2,000円付近で推移していたが、5月後半から急上昇。6月24日には10,000円を超え、7月17日もまだ8,000円台と5月以前の4倍以上の水準で推移している。
gumiは2月10日にビットコイン購入計画を発表する直前は454円だった株価が、発表したことでその後祝日を挟んだ後の2日間暴騰して13日には634円をつけた。さらに6月11日に購入を発表する前は540円だったが、購入発表後の数日間で50%以上高い825円まで上昇した。
一方NASDAQ上場のSBCは2月にビットコイン購入計画を発表した翌営業日には一時的に大きく上昇したが、すぐに元の水準に戻った。
もちろん世界に存在する企業全体から見ればごくごくわずかとはいえ、かなり多くの企業が本業と無関係な仮想通貨購入を開始している。仮想通貨価格が上がっている間は良いが、価格が下げに転じると多くの企業が財務的なダメージを受けることが懸念される。
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