今週後半に年に1度、世界の金融・財政政策担当者やエコノミストが一堂に会するジャクソンホール会議が開催される。多くの要人が発言をする会議ではあるが、最も注目度が高いのはやはりFRBパウエル議長の講演になる。
今週後半・アメリカ現地時間の21日木曜から23日に土曜にかけて(日本時間では22日金曜未明から24日日曜未明付近)、アメリカのワイオミング州ジャクソンホールでジャクソンホール会議が行われる。
ジャクソンホール会議とは、1978年から年に1度開催され、世界の中銀総裁、財務大臣、エコノミスト、大手金融機関のトップなどが一堂に会する会議のこと。開始当初は別の場で開催されていたが、1982年から現在のジャクソンホールで開催されるようになった。
主催しているのはFRBのカンザスシティ連銀。基本的には毎年要人が集まって行われるが、2020年と21年だけはパンデミックという特殊な事情のためオンラインで開催された。しかし2022年にはパンデミックが収まってきたので対面に戻り、そのまま2025年現在に至る。
ジャクソンホール会議は毎年テーマが決まっており、2025年のテーマは「移行局面の労働市場:人口、生産性、そしてマクロ経済政策」となった。
この会議では世界各国の金融・財政政策担当の要人が集まり、その多くが講演などを通して発言するため非常に注目度は高い。そして多くの要人発言の中でも最も注目されるのは、アメリカFRBのパウエル議長の発言だ。パウエル議長は日本時間の22日金曜午後11時から講演を行う予定になっている。
今回特にパウエル議長の発言が注目される理由として、次回のFOMCにおいてどのような金融政策が発表されるのか予想が難しくなってきていることがある。次回の米政策金利発表は9月17日水曜(日本時間18日木曜未明)。
トランプ大統領は以前から利下げを要求しているにも関わらず、FRBは今年に入ってから5回連続で金利を据え置いてきた。しかし先週12日火曜に発表された米7月消費者物価指数は予想を0.1ポイント下回る+2.7%であり、これによって9月の利下げが確実視されただけではなく、0.5%の大幅利下げも予想されるようになった。
だがそのわずか2日後、14日木曜には米7月卸売物価指数が発表され、予想を0.8ポイントも上回る前年同月比+3.3%だった。卸売物価指数が予想より遥かに高かったことで、0.5%の利下げはほぼなくなった。
しかしそれでも現在のところ最も可能性が高いのは0.25%の利下げと見られている。このような判断の難しい状況で、22日午後11時からのパウエル議長の講演で金融政策についてどの程度の言及があるかが注目される。このような発言の常として、金融政策にはあまり言及せずに終わる可能性もある。だが何らかの言及があった場合、為替市場や株式市場へ大きな影響が出る可能性が高い。
またECBのラガルド総裁や、日銀の植田総裁など他の主要中銀総裁の発言も注目される。世界各国の市場関係者が注目するジャクソンホール会議は、現地時間の今週21日から始まる。
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