インテルが23日のNY株式市場終了後に7~9月期の決算を発表。売上高は前年同期比3%増の小幅増収だったものの、損益が7四半期ぶりに黒字になった。この決算を受けてその後のNY時間外株式市場で同社の株が上昇している。
米半導体大手のインテル(銘柄コード:INTC)が、23日のNY株式市場終了後(日本時間24日早朝)に7~9月期決算を発表した。
その内容によると、売上高は前年同期の133億ドル(現在のレートで約2兆300億円、以下同じ)から3%増の137億ドル(約2兆900億円)で、市場予想の131億ドル(約2兆円)を上回った。
純損益は前年同期の170億ドル(約2兆6000億円)の赤字から、42億7000万ドル(約6,500億円)の黒字に転換。インテルの純利益は2023年10~12月期以来7四半期ぶりとなった。そしてEPS(1株あたりの利益)は0.90ドルであった。
しかしこれらの数字は、アメリカの正式な会計基準に基づいたGAAPベースの利益額。インテルを含めた一部の米企業はGAAPベースの他に、非公式なnon-GAAPベースの数字も公表している。
non-GAAPベースでのインテルの今期の純損益は、前年同期の20億ドル(約3,060億円)の赤字から10億ドル(約1,530億円)の黒字に転換。EPSも前年同期の赤字から0.23ドルの黒字に転換し、市場予想の0.01ドルを上回った。
インテルはかつて世界最大の半導体企業であったが、ここ数年は世界的なAI(人工知能)ブームになったにも関わらず、AIに対応する製品が出せずに業績は苦戦が続いてきた。今期は売上高は3%増と微増だったものの、これまで行ってきたリストラやコスト削減の効果によって損益が黒字に転換できた。
来期・10~12月期の業績予想は、売上高が128~138億ドル(約1兆9600億~2兆1000億円)。EPSがGAAPベースでは0.14ドルの赤字、non-GAAPベースでは0.08ドルの黒字であった。
最近の赤字続きから7四半期ぶりに純損益が黒字に転じたことで、投資家の間には楽観的なムードが広がった。23日を3.4%高の38.16ドルで終えていたインテル株は、この決算発表直後となったNY時間外株式市場で一時約7%上昇。その後夜にかけて多少下落したものの、午後10時頃でも5%以上高い40ドル台で推移している。
インテルは業績が低迷しているとはいえ、最近エヌビディア(銘柄コード:NVDA)、ソフトバンクグループ(銘柄コード:9984)、そして米政府などが巨額の出資を発表している。米政府や国内外の大企業から支援を受けたインテルの復活は遠くないのではないだろうか。
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