Twitterが買収されるとどうなるのか?

Twitterが買収されるとどうなるのか?

著者 鳥羽賢
2016年10月7日

2013年の上場以来ずっと赤字決算が続いているインターネット短文投稿サービスのTwitterは、最近になって身売りの話が本格的に報じられるようになってきた。買収されて他社資本になったら、Twitterにどのような変化が起こるのだろうか?

Twitterの過去記事はこちら

直近四半期も赤字決算

Twitterは動画サイトのYoutubeやSNSのFacebookと並んで、インターネット上では世界的に愛用されるサービスとなった。ただYoutubeやFacebookと違い、業績の方は必ずしも順調ではない。

Twitterは2013年11月にNYに上場。しかしそれ以来、ほぼ全ての四半期で赤字決算が続いてきた。参考までに直近の四半期・2016年4~6月期の決算を見ると、売上高は前年同期比20%増の6億200万ドル(約620億円)。これは良いにしても、純損益は1億700万ドル(約110億円)の赤字だった。前年同期は1億3700万ドル(約141億円)の赤字だったのでそれより縮小したが、赤字体質から抜けられない。

今年1~3月期の決算でも、売上高は5億9500万ドル(約613億円)。純損益は8000万ドル(約83億円)の赤字という内容だった。

Twitterはインターネットサービスとしての知名度はYoutubeやFacebookと同等レベルなのに、なぜ業績が改善されないのか?それは現在のビジネスモデルに問題があると見られている。

インターネット上のサービスはその多くが収入を広告料に頼っている。それはTwitterも例外ではないのだが、Twitterの場合は広告が入れにくいという問題がある。Youtubeのような動画では動画の前後に広告を入れていることが多いし、FacebookのようなSNSはサイト上に入れていることが多い。しかしTwitterは広告を無理に入れるとユーザーにとって使い勝手が悪くなる。

また上場以来数年間、新規サービスに投資をしてきたのだが、その結果としての新規ユーザー数の獲得があまり上手くいかなかったという点もある。これらの理由から業績が低迷し、身売りを検討するまでになった。ただ他社に売られたところで、その後は何らかの改善措置を取らないと赤字体質からは抜け出せない。

今後考えられる改善案としては、サービスの一部有料化がある。現在Twitterはほとんどのサービスが無料で使えるが、「Twitterプレミアム」などの名目で、有料会員のみ使えるサービスの提供などが導入されるかもしれない。

あるいはこれまでより広告の掲出量を増やすことも考えられる。どのような形にせよ、身売りが行われて新会社になったら、サービスの変更が行われることは必至だろう。Twitter株は今年一時14ドル付近に落ち込んだが、今では24ドルまで回復した。業績が改善されればもっと伸びる余地はある株ではないだろうか。

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