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OPEC総会は減産に関する結論を先送り

user 著者 鳥羽賢
calendar 2018年12月7日

 OPEC総会が6日にオーストリアのウィーンで開催され、参加国が来年1月以降も減産を続けることで基本的に合意した。しかし非OPEC産油国のロシアが参加していなかったことから、減産幅に関する結論は7日の閣僚級会合に持ち越されることになった。

 現在産油国が行っている減産は、今年末までと決められている。そのため今回のOPEC総会で来年以降も減産が行われるかで合意できるが注目されていたが、結果的には減産継続で合意した。

 しかし減産幅については7日の閣僚級会合でロシアの意見がないと結論は出せないことになった。サウジアラビアが総会後に「メインシナリオは日量100万バレルの減産」と述べていたが、どうなるかは7日の会合までわからない。

 この結果に原油市場は失望し、総会終了前は52ドル台にあったNY原油 [i] は、その後下落して一時は50ドルを割る寸前になった。

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