今年になって仮想通貨価格が暴落しているが、仮想通貨と同様ブロックチェーンを使ったデジタル資産として昨年爆発的に広まったNFTも、今年は世界的に取引高が激減しバブル崩壊の様相を見せてきた。
2021年は暴騰した仮想通貨市場だが、世界的な金融引き締めを受けて今年になってから軟調な動きが続いている。そして仮想通貨と同様にブロックチェーンを使ったデジタル資産として2021年に爆発的に広まったNFTも、今年になってから取引高が激減している。
「the Block」というウェブサイトには、ここ2年ほどのNFTの世界における取引高データが掲載されている。その統計によると2020年はまだほとんど取引されていなかったNFTだが、2021年2月には1億7000万ドル(約234億円)の取引が行われた。
その後2021年後半になると数十億ドル(数千億円)単位に増え、2022年1月には過去最大の166億ドル(約2兆3000億円)にもなった。今年1月は前月の27億ドル(約3,700億円)から激増しているが、これはLooksRare(ルックスレア)という新しいNFTのマーケットプレイス企業が参加したためでもある。
しかしこの月がNFTのピークだった。その後2月以降は取引高が激減し、6月には10億ドル(約1,380億円)と全盛期の10分の1未満まで激減してしまった。7月はまだ終わっていないが、17日現在でも6月とほぼ同じ数字で終わりそうなペースになっている。
NFTバブルの崩壊を象徴する別の出来事として「世界初のツイート」の売買がある。Twitter創業者のジャック・ドーシー氏が2006年に投稿した「世界初のツイート」は、ドーシー氏自らが2020年12月にNFTのオークションに出品。
このNFTはマレーシアの富豪であるハカン・エスタビという人物が、3ヶ月後の2021年3月に290万ドル(約4億円)で落札して話題になった。エスタビ氏の思惑では、このNFTは数年後には購入価格の10倍以上の値がつくはずだった。
そして今年になって再販のために別のNFTオークションに出品したのだが、ついた最高価格はなんとたったの280ドル(約3万8600円)と購入価格の1万分の1だった。エスタビ氏の投機行為は完全に失敗だったのだ!
そしてLooksRareと並んで世界のNFT業界でトップクラスのシェアを持つOpenSea(オープンシー)という企業が、ちょうど先週に全従業員の約20%をリストラしたと発表した。ただしもともと275名の従業員しかいなかったものを、45名ほど解雇して230名にしたと見られる。人数で言えばそれほど大きい数ではない。
またOpenSeaはシステム障害やハッキングなどの問題が何度も起こっており、それが顧客のOpenSea離れやひいてはNFT離れにつながっていると見られている。
いろいろなデータや発表を見る限り、NFT市場が今年に入って相当低迷していることは確かだ。NFT市場もバブル崩壊の様相になってきたが、仮想通貨が2017~18年と21年の2回ブームがあったように、NFTも今後2回目のブームがある可能性はある。
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