ゲーム企業のスクウェア・エニックスは、1日に公表した年頭所感で社長が今年はNFTやメタバースに尽力することを示唆した。この内容を好感して大発会4日の東証で同社の株は7%以上も上昇。今年も昨年に引き続き、NFTやメタバースが重要なキーワードになりそうだ。
ゲーム企業であるスクウェア・エニックス・ホールディングス(以下、「スクエニ」)の株が、大発会4日の東証で7.5%も高騰した。これは1日に公表した年頭所感の内容を市場が好感したためと見られる。
パンデミックのため巣ごもりでゲーム需要が伸びているにも関わらず、スクエニ株の2021年のパフォーマンスはあまり振るわなかった。同社の2020年の終値は6,260円だったが、21年の終値は5,900円で年間では約6%安で終了した。
2021年はダウ工業平均が19%も上昇し、やや低いとはいえ日経225平均も5%上昇した。これら指数、つまり市場平均と比べると年間でマイナスだったスクエニ株のパフォーマンスは悪かった。
とはいえ今年1月1日に公表した年頭所感で、松田社長は「2021年は、メタバースが大きな話題となりました。メタバースとは何かからはじまり、ビジネスとしてどのような可能性があるかの議論が世界中で活発に行われる中、10月にはFacebookが社名を「Meta」に変更するなど、単なるバズワードにとどまらないコンセプトとして定着するとともに「メタバース元年」といわれるほど人々の耳目を集めました。」と述べて、メタバースの重要性を所感の中で強調した。
一方NFTについて「また、同じく昨年、瞬く間に人口に膾炙したキーワードとして、NFT(非代替性トークン)があります。ブロックチェーン技術を活用したNFTの登場により、デジタル財の取引に関する流動性が大いに高まった結果、様々なデジタル財が高額で取引され、世界中で話題を呼びました。2021年は「メタバース元年」であるとともに「NFT元年」でもあり、大きな熱狂をもってその裾野を急速に拡大させた年であったと思います。」と発言した。
NFTとメタバースという昨年大きく知名度が上がった2つの分野に言及し、将来の尽力を示唆したことを市場は好感。これが4日の東京株式市場で同社の株が7.5%も高騰する材料となった。
NFTとメタバースという2つの新しい概念が出たが、この2つは多少現在の状況に違いがある。NFTはすでに2021年に世界的に普及し、膨大な量のNFT取引がすでに行われている。それに対してメタバースの方はFacebookなどが投資をしているが、実用化され一般の生活に普及するまでにはまだ多少時間がかかる。
とはいえどちらも2020年代にさらに普及すると期待される分野なことは事実。スクエニのようなゲーム企業はNFTやメタバースといったデジタルの新概念と親和性が高いので、今度どれだけ上手く取り込むかが業績を左右するだろう。
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