米オンラインコンテンツ配信のNetflixが、20日のNY株式市場終了後に10~12月期の決算を発表。増収増益だったものの会員数の増加数が前年同期より鈍化し、かつ来期の見通しが悪かったために発表後の時間外市場で同社の株が20%も暴落している。
米オンラインコンテンツ配信のNetflix(銘柄コード:NFLX)が、20日のNY株式市場終了後(日本時間21日早朝)に10~12月期の決算を発表した。
その内容によると、売上高は前年同期の66億4000万ドル(約7,570億円)から16%増の77億1000万ドル(約8,790億円)だった。なお市場の予想は77億ドルだったのでほぼ予想通りの数字だった。
純利益は前年同期の5億4200万ドル(約618億円)から12%増の6億700万ドル(約692億円)。EPS(1株あたりの利益)は1.33ドルで、市場予想の0.82ドルを大きく上回った。
これらの数字だけ見ると増収増益で非常に良い決算に見える、しかしNetflixの収益の源泉とも言える会員数が今期はあまり増えなかった。今期の会員増加数は828万人で、今期終了時点の世界の会員数は2億2190万人となった。前年同期は851万人の増加だったので、前年より増加が鈍化した。
そして2021年通年の会員増加数も発表されたが、1,800万人で2020年の3,700万人から半減してしまった。また2018・19年は両年とも2,700~800万人程度だったので、これらの年と比べても相当落ち込んだことになる。
2020年はパンデミック開始に伴う巣ごもりの増加で、自宅で楽しめる娯楽としてのNetflixの会員数が激増し過去最高の増加数となった。だが21年になって経済の再開が進むと、前年の反動が出て新規会員数が一気に落ち込んだと見られる。
来期である2022年1~3月期の見通しもあまり良くない。Netflixはこの時期の売上高予想を、前年同期比10%増の79億ドル(約9,000億円)、純利益は前年同期比24%減の13億ドル(約1,480億円)だった。また会員増加数も250万人で、前年同期の400万人よりかなり低い見通しだった。
今期は増収増益だったものの会員数の増加が鈍化したことや、来期の見通しが悪かったことで発表後の時間外市場でNetflixの株は大幅下落。20日を508.25ドルで終えた同社の株は、決算発表後の21日夜には前日比20%も安い400ドルよりやや上の水準で推移している。
また20日終値時点でのNetflixの時価総額は2,250億ドル(約25兆円)だったので、株が20%暴落すれば5兆円もの価値が失われたことになる。
かつてFAANGと呼ばれてGoogle、Apple、Facebook、AmazonのGAFAとともに超巨大IT企業のグループに入っていたこともあったNetflixだが、最近はGAFAとかなり差がついている。
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