アメリカの著名投資家・ウォーレン・バフェット氏は、去年の秋にハードウェア大手のIBM株を大幅に買い増した。そして先週末の2日に、バフェット氏が経営する会社が50年目の株主総会を開いた。
ビル・ゲイツのように世界トップレベルの大富豪としてメディアに時々登場するウォーレン・バフェットの名前は、投資に関わる者なら多くの人がすでに知っていると思われる。短期的なトレードではなく、優良企業の株を長期的に保有するという投資スタイルを何十年も続け、世界最高レベルの資産を築き上げた人物だ。
バフェット氏はバークシャー・ハザウェイという会社を経営しており、同氏の専門である他企業への投資を主な事業として行っている。この会社はアメリカで上場しているが、株価が1株20万ドル前後と極めて高くなったりするので、常に話題になっている。
バフェット氏はバークシャーを通して、IBM株に以前から投資している。しかしここ数年は大型ハードウェアの需要が頭打ちのため、ハードの製造が主な事業であるIBMは減収に苦しんでいる。去年10月に発表された7~9月期の決算は、売上高が224億ドル(約2兆6900億円)で、10四半期連続の減収だった。
この決算発表を受けて、昨年10月20日にはIBM株が1日で約8%も下落。しかしその後10~12月に、バークシャーはIBM株を買い増していった。この時の平均取得価格は、1株あたり約170ドルであったと推定されている。
そのような状況で、先週末にはバークシャーの株主総会が開かれた。最初に「50年目」という言葉を使ったが、これはバフェット氏が経営に関わるようになってから50年目という意味だ。バークシャーは繊維企業として19世紀から存在していたが、バフェット氏が株式を取得して経営権を握るようになったのが50年前だ。
今回の株主総会では業績が発表され、1~3月期は純利益が51億6000万ドル(約6200億円)で、前年同期の47億1000万ドル(約5650億円)から約9%の増益と悪くなかった。
しかし最近、「バフェット氏の投資の能力は衰えているのではないか?」と見る者もいる。バークシャーが保有している銘柄が、米株式市場の好調ぶりに比べてそれほど上昇していないのが、そのような見方をしている理由だ。
実際IBM株を見ても、5月1日の終値は173.67ドルで昨年秋にバークシャーが取得した推定平均価格・170ドル前後からほとんど上がっていない。
バフェット氏も84歳という高齢である以上、結果が出ないと「衰えている」という見方が出てくるのもやむを得ない。バフェット氏は自分の後継者を決めたという報道が最近流れたが、それが誰なのかはまだ明らかになっていない。50年目を迎えたバークシャーの今後にとって、後継者の問題はかなり大きな意味を持ってくるだろう。
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