オンライン検索大手のGoogleが、1度撤退した中国本土市場へ今年秋の再上陸を検討しているという話が流れている。中国はインターネットに検閲がある特殊な環境だが、今度は上手くいくのだろうか?
中国という国は、日本やアメリカなど民主主義が根付いている国とはかなり社会が異なる。それはインターネットも同じで、情報統制のために政府が徹底した検閲を行っていて、政府に都合が悪い情報には国民がアクセスできないようになっている。だから中国国内からは、YoutubeやFacebookなども利用することができない。
そんな環境だが、Googleは最初に2006年に検索サービスを中国に導入した。しかし当然中国政府は検索結果に対して検閲を要求してきたが、Googleはその要求を飲むことで、中国市場への参入を果たした。
だがこのことが、米政府などから批判される材料になっていた。それでもしばらくはサービスを続けていたものの、2010年になりメールサービスのGmailが中国国内のハッカーにハッキングされる事件が起こった。その事件もあり、さらに検閲撤廃に関する中国政府との交渉も進まなかったため、この年の3月にGoogleは中国における検索サービスから撤退した。ただその後中国国内からのGoogleへのアクセスは、検閲が比較的緩いGoogle香港に転送するという形にした。
検索サービスで中国撤退後も、Googleはまだ他のサービスを中国で展開していた。しかし2012年9月には、楽曲配信サービスの「Google Music Search」を終了。これは単に中国国内の競争に勝てなかったためだった。さらに同じ年の12月には、ショッピング検索サービスの「Google Shopping China」も、期待通りの利益が出なかったため終了させた。
前述の検索サービスについては、2014年の5月に中国政府がGoogleへの一切のアクセスを遮断するという措置を取った。また同じ年の7月には、Gmailへのアクセスも遮断して、ネットの検閲を強化している。
ただここに来て、また中国本土でビジネスを始める話が出ている。今度は検索サービスではなく、スマホのアプリを販売するGoogle Playを中国でスタートするという計画があるとのことだ。ただしもちろん、中国政府にとって都合の悪いようなアプリは販売できなくなると思われる。
このニュースはアメリカの時間で4日の日中に流れた。その日はGoogle株もそれほど反応しておらず、また7日はレイバーデーで休場となる。ただ世界でも有数の大きさを持つ中国市場にまた参入するということなので、今後の展開には期待したい。
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