Googleの親会社であるアルファベットが日本時間の4日朝に10~12月期の決算を発表。増収増益だったものの売上高は市場予想を下回り、発表後には株価が下落している。
米Googleの親会社であるアルファベット(銘柄コード:GOOGL)が、日本時間の4日朝に2019年10~12月期の決算を発表した。その内容によると、売上高は前年同期比17%増の461億ドル(約5兆円)で、市場予想の469億4000万ドル(約5兆1000億円)を下回った。
また純利益は前年同期比19%増の106億ドル(約1兆1500億円)。EPS(1株あたりの利益)は15.35ドルで、市場予想である12.59ドルを上回った。売上高が市場予想を下回ったとはいえ、増収増益で売上高・純利益ともに過去最高を更新した。
事業別の業績発表を見ると、急成長を続けているクラウド部門は売上高が前年同期比53%増の26億ドル(約2800億円)と今期も大きく成長した。そして今期から動画サイト・YouTubeの詳しい業績を発表。YouTubeの同期の売上高は、前年同期比31%増の47億2000万ドル(約5150億円)と発表された。
アルファベットは12月期決算であるため、10~12月期の決算発表によって2019年度通期の決算も確定。2019年通期の売上高は前年比18%増の1619億ドル(約17兆6000億円)で、EPSは49.16ドルだった。
増収増益で過去最高益を更新したとはいえ、売上高が市場予想を下回ったために発表後の同社の株はやや軟調に動いている。3日のNY株式市場では1,482.60ドルで終了したアルファベット株は、発表後には時間外市場で3%ほど安い水準で推移している。
これでアメリカではGAFA・4社の2019年10~12月期決算発表が全て出揃った。グーの売上高は予想を下回り、Facebookは経費が市場予想以上に大きく増加するなどややマイナス要因はあったが、全体的には増収増益でGAFAの勢いにはほぼ陰りがないと思わせる内容だった。
2019年から世界経済は後退の兆しが見えてきているが、GAFAの業績は景気後退にも関わらず伸びている。GAFAは2010年代に爆発的に成長し、時価総額でも世界トップレベルの企業になった。その後2020年代に入っても成長が続くかどうか注目されていたが、今期の決算発表を見る限りはしばらく続きそうだ。
その一方で各国のGAFAに対する監視の目は年々強まっており、これまでのような課税逃れもだんだんと難しくなる。2020年代はGAFAにとってこれまでより厳しい事業環境になっていく可能性は高い。
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