8日昼頃から海外仮想通貨取引所のFTXを巡る懸念が浮上していたが、8日夜から9日未明になってその懸念がさらに膨らみ仮想通貨市場全般が大幅下落。FTX発行のトークンは24時間未満で80%を超える大暴落となった。
今週になって海外仮想通貨取引所・バイナンスのジャオ・チャンポンCEOが、保有する海外の大手仮想通貨取引所・FTXが発行するFTXトークン(FTT)を全て売却すると発言した。
FTXのグループ企業であるアラメダ・リサーチは、大量のFTXトークンを保有している。そのためチャンポンCEOの売りによってFTXトークンの価格が下がり、アラメダは財務的に厳しい状況になるとの懸念が浮上。
午前中は3,200円付近で推移していたFTXトークンは、午前11時45分頃から急落し約3時間後には2,260円と30%も暴落した。また他の仮想通貨もこの3時間で5~10%程度下落した。
しかしこの日の仮想通貨市場の変動はこれだけで終わらなかった。夜になってFTXは全ての仮想通貨の出金を停止と発表。これが仮想通貨市場に大きなショックを与えた。この状況でFTXのサム・バンクマンフリードCEOは、バイナンスに救済を要請。チャンポンCEOは9日未明に、FTXを買収する計画に基本合意したと発表した。
ただしこの買収にはまだまだ不透明な面が多い。基本合意はしたものの、最終的な判断はデューデリジェンス後になると述べていた。デューデリジェンスとは聞きなれない言葉かもしれないが、簡単に言うとFTXの経営・財務状態を調査すること。現在のFTXの状態を精査してから正式に買収を決めるということになる。
FTXの出金停止と買収という混乱が仮想通貨市場に伝わり、仮想通貨市場は大きく動揺した。特に渦中のFTXトークンは、9日午前1時頃には一旦3,000円を回復したがそこから大暴落。3時間あまり後の午前4時半過ぎには300円台と80%を超える大暴落となった。
FTXの混乱によって仮想通貨市場全般も暴落した。午前1時台に一旦300万円をつけたビットコインは、午前4時半過ぎには250万円と15%以上の暴落。この水準は6月につけた今年の最安値である238万円に近い。
ただし今年6月以降は急激な円安が進行してきたので、米ドル建てで見るとまた少し違うチャートが見える。米ドル建てだと9日午前4時半過ぎに17,600ドルまで下げており、この水準は6月より低く今年の最安値となった。
また他の多くの仮想通貨も午前1時頃から4時半過ぎまでに10~20%暴落した。その中でもFTXと結びつきが強いソラナ(SOL)は、午前1時過ぎの4,600円から午前4時半過ぎには3,000円に。その後9日日中から夜にかけても大きく下げ、午後7時過ぎには2,300円台とほぼ半額になってしまった。
仮想通貨市場は今年に入ってから大きく下落しており、5月にはテラショックで暴落した。7月以降になってようやく下げ止まりしばらく落ち着いていた感があるが、今度はFTXショックでまた暴落した。今年はまさに仮想通貨市場受難の年となった。
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