欧米ではかなり前から企業の「環境、社会、ガバナンス」面に注目したESG投資という投資法が広まってきた。しかし日本ではそれほど広まらず、特に個人投資家はESGについて意識している者は多くない。今後ESG投資は日本でも広まるのだろうか?
欧米では2000年頃からESG投資という投資法が広まってきた。ESGとは「environment(環境)」「society(社会)」「governance(ガバナンス)」の頭文字をとった言葉。
そしてESG投資とは、企業の「環境、社会、ガバナンス」面に注目した投資のこと。「環境」とは温暖化防止のために温室効果ガスなどの排出を削減することや、環境汚染を防止する事業を行うことを指す。
「社会」とは地域社会や国への貢献を行うこと。「ガバナンス」とは不祥事を起こさず法令を守りつつ事業を行うことを意味する。
ESG投資にとって大きな転換点となったのが、国連が2006年に提唱した「責任投資原則(PRI)」だった。これは「投資分析と意思決定のプロセスにESG課題を組み込む」など6つの項目から成り、ESGを重視した投資行動を行うことを義務付ける原則だった。
責任投資原則は提唱以来世界各国の金融機関が署名し、署名した企業・団体数は2021年までにすでに2,000社を超えている。日本の年金を運用するGPIFも2015年に署名した。
欧米では2000年頃から広がり日本でも機関投資家には普及してきたESG投資だが、日本の個人投資家の間ではまだ普及しているとはいえない。しかしそれがここ1年ほどでやや変わってきている。
2020年以降パンデミックから世界的な金融緩和が行われ株高が続き、日本や世界では株ブームになっている。そのような要因もあるが2020年頃からESG関連の投信などに流入している資金が増加しているというデータが出ている。
しかし今後ESG投資が日本の個人投資家の間でさらに広まるかといえば、それはまだ難しいと思われる。まずESGという概念自体が日本の個人投資家の間ではそれほど広まっていない。
また当然ながら投資家は利益を求めて投資をしており、ESG関連の銘柄や投資商品が高い利益を生むという実績もあまり見られない。ESG投資を推進するなら政府なり東証がESG関連銘柄が高い利益を出している実績をまとめてアピールするという方法もあるものの、今のところそのようなアピールが行われている様子はあまりない。
以上のような状況から今後すぐに日本の個人投資家にESG投資が広く普及していくとは思えないものの、ESGという概念は今後ますます重要になっていくと思われる。それだけにESG投資に注目しておいても損をすることはないだろう。
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