週末の22日未明に海外の大手仮想通貨取引所・Bybitがハッキングされ、日本円にして2,200億円もの仮想通貨が流出する事件が発生した。この事件の影響で24日夜以降に仮想通貨市場全般が大幅下落している。
1月にトランプ政権が成立してその政策への期待から盛り上がっていた仮想通貨市場だが、その盛り上がりに非常に冷たい水をかけられる事件が発生した。先週末22日土曜未明に、海外の大手仮想通貨取引所・Bybit(バイビット)が、ハッキングの被害に遭ったことを公表したのだ。
このハッキングでは主にイーサリアム(ETH)が40万枚も流出し、その他の仮想通貨と合わせた被害額は日本円にして約2,200億円にもなる。これは世界の仮想通貨史上、最大のハッキング被害になったと言われる。
BybitのCEOは「被害額は補填できる」とユーザーを安心させる言葉を述べていたが、もちろんユーザーは簡単には懸念を拭えなかった。ハッキング後、Bybitから銀行の「取り付け騒ぎ」のようにユーザーからの出金依頼が40億ドル(約6,000億円)以上も殺到していることが報じられた。つまり流出した通貨と合わせ、Bybitから8,000億円以上もの資産が消えることになる。
また被害額があまりに大きいため、イーサリアム関係者の一部から「ロールバックはどうか」という提案も出ていた。ロールバックとは日本語では「巻き戻し」などという意味で、主にコンピューターのプログラムを過去のある時期まで戻すこと。
これを仮想通貨のブロックチェーンで行うことで、イーサリアムをハッキング前の状態に戻せる可能性があると考えて提案された。これまで仮想通貨でロールバックが行われた例としては、2010年に行われたビットコイン(BTC)のロールバックがある。
しかし他のイーサリアム関係者たちは、現在では仮想通貨の環境が2010年とは比較にならないほど複雑でかつ広く流通しているため、現時点でのイーサリアムのロールバックは困難としてその提案を却下している。
この事件によって特に24日夜から25日火曜になって、仮想通貨市場が大幅下落した。24日夜には1,430万円だったビットコインは、25日夕方までに7.5%下落して1,320万円に。
渦中のイーサリアムは24日夜には40万円だったが、25日夕方までに12.5%下落して35万円に。ソラナ(SOL)は24日夜には2万4000円だったが25日夕方までに17%も暴落して2万円をつけた。ソラナはハッキング事件公表前は2万7000円だったので、そこから25%も暴落している。
他の主要通貨もほとんどがこれら3通貨と同様に大幅安となっている。昨年11月のトランプ大統領当選から今年の就任時までに政策期待から大いに盛り上がった仮想通貨市場だが、たった1つの、しかし極めて重大な事件によって流れが変わってしまった。
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