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6,800億円の融資を要請したソフトバンクGの危険な賭け

user 著者 鳥羽賢
calendar 2019年11月21日

ソフトバンクグループが、日本の各メガバンクに合計で6,800億円もの融資を要請していたと報じられた。同社はこれまでにも銀行から巨額の融資を受けているが、今回の融資要請では危険な賭けを行っているように見える。

用途はWeWork救済

ソフトバンクグループが、みずほ銀行や三菱UFJ銀行など日本の各メガバンクに対し、総額6,800億円もの巨額融資を依頼していたことがわかった。これに対しみずほ銀行は積極的で、他の銀行も呼び込み3,000億円の協調融資を行うことで動いていると見られている。

その一方で三菱UFJ銀行や三井住友銀行は融資を断る方向と予想されている。ソフトバンクGは巨大企業なので、もちろんこの程度の融資はこれまで銀行から何度も受けてきた。2016年には3.3兆円で買収した英半導体大手・アームホールディングスの買収資金として、みずほ銀行から1兆円の融資を受けた前例もある。

にも関わらず今回の6,800億円の融資要請は、同社がかなり危険な賭けに打って出ていることを表わしている。というのも、6,800億円はアメリカの共同オフィスベンチャー・WeWork(ウィー・ワーク)の救済資金として必要としているからだ。

WeWorkは2010年に創業されたがソフトバンクGの孫会長がその事業を大きく評価し、つい最近までに1兆円ものお金を投資してきた。ところが最近になってようやく株式公開という段階まできたのに、不適切な会計など深刻な問題が次々と発覚した。

当然ながら上場申請は取り下げ、ソフトバンクGは会社救済のために1兆円の資金を追加投入することになった。この金額の用途には、創業者のアダム・ニューマン元CEOに支払うことにした1,850億円もの巨額の退職金も含まれる。

1兆円の追加資金を投入すると発表したのが10月下旬だったのだが、それからわずか1ヶ月でまた6,800億円もお金がWeWorkのために必要と述べている。これだけ巨額のお金を短期間で連続で投入する必要があるのは、WeWorkの経営がかなり危ないことを示している。

WeWork問題はすでにソフトバンクGにとって大きなリスクになっており、同時にみずほ銀行のリスクでもある。同行はソフトバンクGのメインバンクで、前述のアームホールディングスの件も含めこれまで莫大な額を融資してきた。今回の融資要請に対しみずほ銀行だけが前向きなのも、みずほはソフトバンクGに倒れられては困るからだ。

そしてみずほ銀行はソフトバンクGに行っている融資の大部分を、孫会長の保有するソフトバンクGの株式を担保として行っている。これは他行の融資でも行われているが、今後ソフトバンクGの経営が危なくなったり、あるいは単に株式市場が下落トレンドになれば、担保としての価値が下がっていく。

ソフトバンクGの事業が上手く行かず、かつ担保としている株式の価値が下がれば、最悪融資が回収不能になることもありえる。ソフトバンクGが6,800億円を借りてやろうとしているWeWorkの救済は、みずほ銀行など他の大企業も巻き込む危険な賭けなのではないか。

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