先物銘柄を多く取り扱っている大阪取引所で、今月26日から上海市場にある天然ゴム先物の取引ができるようになる。すでに日本独自の天然ゴム先物も売買できるが、新たなゴム先物で選択肢が増える。
現在の日本で日経225先物などの株価指数先物や金などの商品先物といった先物銘柄が多く取引できるのは大阪取引所。そしてその大阪取引所で、5月26日から上海市場の天然ゴム先物の取引が開始される。
日本ではすでに2種類の天然ゴム先物銘柄が上場されているが、さらに上海の天然ゴムを上場させることについて「投資家が中華人民共和国において保有する天然ゴムの価格変動に対するヘッジニーズがあること、中華人民共和国及び本邦における天然ゴムの価格差に対する裁定取引のニーズがあることから、上海先物取引所に上場している天然ゴム先物取引の価格を対象とした現金決済型の「上海天然ゴム先物取引」を導入することとします。」(出典:大阪取引所)と述べている。
上海市場の天然ゴム先物は、1トン単位で取引され5月14日現在で価格は約1万5000元(約30万4000円)となっている。
大阪取引所で売買される上海天然ゴムは、上海市場の先物と基本的には連動して動くが人民元建てではなく円建てで取引される。そして上海天然ゴムの100倍が1単位となるため、5月14日現在の上海の天然ゴム価格から換算すると1単位は150万円となる。
限月は1月、5月、9月の直近3限月なので、約1年先の限月まで取引できる。そして日中取引が午前9時から午後3時45分まで。夜間が午後5~7時の2時間となる。制限値幅は前日終値の上下10%。そしてマーケットメイカー制度が使われる。
現在日本で上場されている天然ゴム先物2種類とは、「RSS3」と「TSR20」になる。RSS3の方は視覚的に格付けされたゴム、TSR20は技術的に格付けされたゴムのこと。5月14日時点の先物の価格を見るとRSS3が約320円、TSR20が約260円で取引されていた。
先物取引は値動きが激しくレバレッジをかけて取引をするため、リスク管理をきちんと行っていないとすぐに大きな損失になる。そして2000年代頃には先物各社が強引な勧誘を行ってきたことでかなりイメージも悪くなった。
しかしその後強引な勧誘は政府によって規制され、またそれまで別の取引所で行われていた商品先物が大阪取引所に移転されたことで株価指数先物と同じ取引所になりやりやすくなった。現在は以前に比べれば先物取引のイメージも多少は回復しているのではないか。そして上海天然ゴムのような新たな銘柄が出てきたことは、日本の先物市場の新たな起爆剤となるかもしれない。
この書類に含まれる素材はiFOREXではなく、独立した第3機関により作成されたもので、いかなる場合においても、直接的・間接的、明示的・暗示的にかかわらず、投資に対する助言や、金融商品に関する投資戦略の推奨、提案として解釈すべきものではありません。この書類に含まれる過去の実績や、それに基づくシミュレーションは将来の成果を保障するものではありません。
すべての免責事項はこちらをクリックしてご確認ください。
iFOREXは数百銘柄の通貨、仮想通貨、商品、指数、ETF、株式をCFD形式で取引することができます。
方法は簡単、3ステップでCFD取引を注文できます。
iFOREXに今日参加すれば、次の素晴らしい特典パッケージがあなたのものに
25年以上信頼されるサービスプロバイダー
iFOREXグループは業界で最も大きく尊敬される企業の一つです。1996年に成功した銀行家のグループにより設立され、世界中の人の毎日の市場へのアクセスが目標です。
3つの主な約束
私たちは、提供するグローバルな取引商品の多様性と、使用する革新的な技術、常に向上し続けるカスタマーサービスで、業界のリーダーであり続けます。