2020年原油価格はどうなる?

2020年原油価格はどうなる?

2020年02月10日

エネルギー投資家、特にファンダメンタル分析を利用する投資家には、2020年に考慮すべき多くの要因があります。既に不安定な原油市場は今年、さらに極端なボラティリティを経験する可能性があります。つまりトレーダーは、リスクと機会の両方に注意を払うべきだということです。
 
原油や他の商品にCFDの形で投資する人は、2020年に発生する主なイベントに注意する必要があります。WTI原油とブレント原油に関連する情報を使うことで、リスクをより良く管理し、取引ポートフォリオを適応させることができます。


要約

2019年は原油にとって非常に不安定な年でした。WTI原油は1月-12月間で見ると37%以上上昇しましたが、市場は年間を通じて高いボラティリティを経験しました。サウジ石油施設への攻撃、イランと米国の間の緊張、協調減産のためのOPEC +による継続的な努力はすべて、この人気商品の価格に影響を与えました。原油は年初よりも高い価格で1年を締めくくりましたが、2019年の価格変動はかなり激しいものでした。さらに、全体としてみるとWTIは上昇して1年を終えた一方で、価格は2014年のレベルからはほど遠いということに注意が重要です。


2020年に原油に影響を与える可能性のある要因

2020年には、世界市場を不安定にさせる地政学的要因が数多くあります。このような不安定性は、原油を含む多くの銘柄に影響を与え、ボラティリティの増加につながります。
以下に例をいくつか示します。

  • 1 ブレグジット – 英国のヨーロッパからの離脱プロセスが円満に行われるか否かに関わらず、離脱によって影響を受ける可能性のある多くの市場や企業への経済的影響を評価することは、事実上不可能です。たとえば、欧州の自動車会社に大きな影響がある場合、原油市場も影響を受ける可能性があります。実際に、経済成長の大幅な減速は原油市場に反映される可能性があり、一部の悲観主義アナリストが示唆するように不安定性がEU全体に広がるなら、その影響はさらに大きくなる可能性があります。
  • 2 米国の大統領選挙 – トランプ大統領は2020年11月に再選のために出馬しますが、結果がどうなろうと、このレースが議論あふれるものになることは容易に推測できます。政治的に不安定となる可能性は原油市場に反映される可能性があり、有力候補者の自動車産業や環境法などのエネルギー関連分野に関する主要な声明も同様です。
  • 3 OPEC + – 2019年、OPEC +の内部圧力と米国、ノルウェー、ブラジルなどの非OPEC諸国による生産の増加により、一部の投資家はOPEC +の原油価格操作能力に疑問を抱きました。 2020年にはOPEC +の供給削減が成功したことを示す兆候が見られましたが、組織内の反発、原油供給の増加、需要の減少、減産同意の変更などがあれば、瞬時にボラティリティが再燃する可能性があります。
  • 4 中東と湾岸地域の緊張 – 2020年は中東に平和と調和がもたらされる可能性があると言いたいところですが、現実的なトレーダーはよくご存じでしょう。サウジアラビアの石油施設に対する2019年9月の攻撃により、同国の1日570万バレルの生産は一時的に停止しました。これは記録上最大の供給混乱です。イランの支援を受けるイラク民兵勢力やイエメンの武装勢力は、米国およびロシアのこの地域への関与と並んで、いつ爆発するかわからないダイナマイトの山のようなものであり、原油市場はその最初の犠牲者の1人になる可能性があります。
  • 5 米中貿易戦争 – 貿易協定に惑わされないでください。関税の引き上げ、著作権侵害、相互の脅迫を伴う米国と中国の間の冷戦は終わりにはほど遠い状態です。経済的優位をめぐる争いは解決されておらず、トランプ政権の性質と関与するばかげた金額を考慮すると、確執はたった一つのツイートでいつでも再燃する可能性があります。投資家が景気減速の可能性を嗅ぎつけたら、どうなるでしょう?WTI原油は、影響を受ける商品の1つになる可能性があります。

サプライズに備える

未来に何が起こるのか、確かなところは誰にもわかりません。意外な出来事があれば、原油市場は即座に影響を受け、価格は上下する可能性があります。原油CFDをiFOREXなどの主要なブローカーで取引する場合、2020年も注意を続ける必要があります。ニュースと分析をフォローし、定期的に経済カレンダーを確認して、市場の機会とリスクに迅速に対応しましょう。

この書類に含まれる素材は、いかなる場合においても、直接的・間接的、明示的・暗示的にかかわらず、投資に対する助言や、金融商品に関する投資戦略の推奨、提案として解釈すべきものではありません。この書類に含まれる過去の実績や、それに基づくシミュレーションは将来の成果を保障するものではありません。

すべての免責事項はこちらをクリックしてご確認ください。