10月に的中したヒンデンブルグ・オーメン

筆者 鳥羽賢 |

9月に株式市場でヒンデンブルグ・オーメンが出た

 株式市場に存在するややオカルト的なサインとして、ヒンデンブルグ・オーメンというものがある。このサインがNY株式市場で9月末に点灯していたが、10月はそれが示す通り下落となった。これは興味深い動きだ。

 

爆発した飛行船の名をとった

 

 ヒンデンブルグ・オーメンの条件自体は他のテクニカル指標のように、株価などによって示される。この指標がオカルト的なのは、その名前の由来だ。ヒンデンブルグというのはかつて存在したドイツの飛行船・ヒンデンブルグ号から取られた言葉だ。そしてヒンデンブルグ号は、1937年5月6日にアメリカのニュージャージー州上空で爆発した。一方オーメンとは、「予兆」などの意味がある。

 ヒンデンブルグ・オーメンのサインが株式市場に出ると、間もなく大きな下落が来る可能性が高くなると言われる。そしてこのサインが、NY株式市場で9月23日に発生していた。

 ヒンデンブルグ・オーメンの具体的な条件は以下のようになっている。

1. ニューヨーク証券取引所(NYSE)の52週高値更新銘柄と52週安値更新銘柄の数が、両方ともその日の値上がり・値下がり銘柄数の2.8%以上ある。

2. NYSEインデックスの値が50営業日前よりも高い。

3. マクレラン・オシレーターの値がマイナス。

4. 52週高値更新銘柄の数が、52週安値更新銘柄の数の2倍以下。

ダウ日足チャート

 

 そしてこのサインが出るとその後、

1. 5%以上株価が下落する確率77%

2. パニック売りが起こる確率41%

3. 暴落が起こる確率24%

と言われる。

 では、10月の株価の推移を見るとどうだったか?すでにご存じの人が多いと思うが、アメリカを始め、日本や欧州など世界の主要株式市場は大幅株安となった。ヒンデンブルグ・オーメンは的中したのだ。

 

 

 

 前回ヒンデンブルグ・オーメンが出たのは、2013年4月5日だった。この時欧米の株式市場はそこまで下落しなかったが、日本の市場が5月23日に日経225平均1143円安の大暴落を起こした。この時も日本市場でヒンデンブルグ・オーメンは的中した。

 もちろんヒンデンブルグ・オーメンもテクニカル指標の1つなので、絶対当たるということはありえない。前2回に的中したのも、単なる偶然かもしれない。しかしちょっと変わったサインとして、覚えておくと面白いかもしれない。

ダウ工業平均の取引を今始めるとスペシャルボーナスがつきます!

 



この書類に含まれる素材はiFOREXではなく、独立した第3機関により作成されたもので、いかなる場合においても、直接的・間接的、明示的・暗示的にかかわらず、投資に対する助言や、金融商品に関する投資戦略の推奨、提案として解釈すべきものではありません。この書類に含まれる過去の実績や、それに基づくシミュレーションは将来の成果を保障するものではありません。すべての免責事項はこちらをクリックしてご確認ください。

筆者について
鳥羽賢

慶應義塾大学経済学部卒業。輸入業務に従事後、ライターとして2003年より主に経済分野を中心に執筆活動を行う。企業トップへインタビューした上での、ビジネス記事執筆経験多数。ポータルサイト『オールアバウト』では、「世界のニュース・トレンド」テーマなどで、数年間政治・経済ニュース記事を執筆。FXの専門誌『月刊FX攻略.com』でも各通貨ペアの特徴解説など、FX攻略記事を執筆した経験がある。主な著書に、『とにかくわかる! FX超入門者』(すばる舎)などがある。翻訳活動も行い、FX投資教材の翻訳を中心に、金融分野の翻訳実績も多数。自身でも投資を行い、FXのトレードも2006年以来7年以上にわたって継続している。