韓国で10月15日に上場したビッグ・ヒット・エンターテインメントの株式、いわゆる「BTS株」が、上場直後に暴騰。しかしその後はあっという間に上場高値の半額以下まで暴落する乱高下となり、日本と韓国の金融業界でちょっとした話題になった。
韓国の芸能プロダクションであるビッグ・ヒット・エンターテインメント(以下、「BHE」)が、10月15日に韓国の証券取引所に上場した。このプロダクションは人気男性グループのBTS(防弾少年団)が所属している事務所なので、同社の株は通称「BTS株」と言われて報道されることが多い。
BHEのこれまでの歴史についてごく簡単に話すと、同社は2005年に設立。その後2013年には主力グループとなるBTSがデビューし、そして2020年10月にはついに韓国取引所に上場を果たした。最新の2019年12月期の売上は5,000億ウォン(約450億円)以上になる。
BTS株の上場は特に韓国ではかなり話題になった。上場時の公募価格は13万5000ウォン(約1万2000円)だったが、BTSなど同社のグループのファンを初め買いたい投資家が多かったために、10月15日の上場初値は公募価格の2倍である27万ウォン(約2万4300円)だった。
そして初日に初値がついた後さらに買いが殺到し、一時は35万ウォン(約3万1500円)まで上昇。この時点でBHEの時価総額は10兆ウォン、つまり日本円では1兆円を超えたことになる。
ところがそこを天井として15日の後半は下落に転じ、この日は初値を下回る25万8000ウォンで終了した。翌16日になると寄り付き時から売り一色になり、この日だけで22%も暴落して20万0500ウォンで終了。
週末を挟んだ19日には20万ウォンを割り、その後もズルズルと下落が続いて10月30日の終値は14万2000ウォン(約1万2800円)と公募価格割れ寸前まで下落した。11月2日と3日には下落せずにまだ公募価格は死守しているが、今後公募割れしても全く不思議ではない。
このような乱高下となったのは、やはり上場時の期待と熱狂が大きすぎたことが大きい。上場時の期待と熱狂で株価が過熱していたために、熱狂が冷めるとバブルが弾けたように大きく下落することとなった。
とはいえこういった値動きは大きな話題になったIPOでは珍しいことではない。そしてその後の値動きは2つのパターンに分けられる。上場時だけの熱狂で終わりその後は株価低迷が続くパターンと、企業そのものが着実に成長し長期的に見れば株価が上がっていくパターンだ。BTS株がどちらのパターンになるのか興味深い。
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