最近になってNY株式市場がまた伸びており、S&P500指数とNASDAQ総合指数は史上最高値を更新した。またエヌビディアは世界で初めて時価総額4兆ドルを超えた。ビットコインも米ドル建てでは最高値を更新しており、一部の資産に限るとはいえ価格の膨張はまだまだ続くようだ。
ここ1ヶ月ほどで株式市場にとって売り材料になるのではないかと思われる材料がいくつか出た。6月13日にはイスラエルがイランの核施設を攻撃し、さらに22日には米軍がイランの核施設を攻撃した。
また7月にはトランプ大統領の相互関税の90日間停止措置が切れるため、相互関税の発動によって世界的な景気後退になるのではないかとの懸念も台頭した。
こういった要因にも関わらず、特にNY株式市場は好調な動きが続いている。S&P500指数は4月上旬に相互関税発表を受けて下げた後は反発が続き、6月下旬から7月にかけて何度か史上最高値を更新した。NASDAQ総合指数も同じ時期に何度か最高値を更新し、ダウ工業平均はまだ更新していないが史上最高値に迫ってきている。
個別株ではエヌビディア(銘柄コード:NVDA)が特に好調で、7月9日には株価が一時164ドルを超え、時価総額にして4兆ドル(約656兆円)を超えた。時価総額が4兆ドルを超えた株式銘柄は世界初となる。
アメリカの株式市場をけん引してきた7つの銘柄をまとめて「マグニフィセント7」
と呼び、エヌビディアもその中に入っている。そして最近の上昇で、エヌビディアはマグニフィセント7の中でも頭一つ抜きんでた存在になった感がある。
仮想通貨市場ではビットコイン(BTC)がまだまだ伸びている。今年になってから円高が進行しているため、7月10日現在で円建てでは1,600万円を超えたところで最高値の1,700万円にはまだ少し幅がある。一方で米ドル建てでは同日に11万2000ドルをつけ、最高値を更新した。
このように多くの金融資産の価格上昇が続いており、また世界各地で不動産価格も上昇している。資産価格の上昇は株や不動産を持つ資産家には恩恵をもたらすが、その反面弊害も出てきている。
特に不動産価格の上昇は、中低所得層が家を買えないという問題につながる。日本でも特に都心の不動産価格が上がりすぎ、すでに庶民には手が出なくなって久しい。
このような問題は日本だけではない。メキシコでは隣のアメリカから流入してくるアメリカ人移民のため不動産価格が上昇しメキシコ人が買えなくなっており、それに抗議する大規模なデモが行われた。またそのアメリカでも、不動産価格が上がり中低所得層が買えなくなってきている。
このような弊害が出てきても、各国は景気後退を恐れて資産価格を抑え込む政策は取れずむしろ膨張するに任せている。このまま行けばエヌビディアの時価総額が日本の国家予算を超えるなどということもあるかもしれず、現在の資産価格膨張はどこまで続くのか終わりが見えない。
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