昨年低迷していた仮想通貨市場は、今年明けになってから持ち直している。しかし仮想通貨のマイニング業界からもすでに上場している企業が複数あるが、それらの株価は今年になってもあまり回復していない。
2021年に世界的なブームになりほとんどの通貨が高騰した仮想通貨市場だが、22年になるとバブルが弾けて市場全体が低迷。仮想通貨業界の企業も業績が苦しくなり、11月のFTXのように破綻した企業も多く出た。
しかし2023年になるとビットコインを初め各通貨の価格は回復。さらに3月前半に台頭した欧米の金融不安のため、「逃避資産」として仮想通貨が改めて注目されて仮想通貨レートはさらに上昇した。
ところで仮想通貨の関連業界としてマイニング業界がある。現在の仮想通貨には大きく分けてPoW(プルーフ・オブ・ワーク)とPoS(プルーフ・オブ・ステーク)という2つの取引処理方法があり、PoWの方で使われるのがマイニングだ。PoWは仮想通貨誕生当初からあり、PoSは後から開発されたもの。
マイニング企業とは、主にマイニング用の機材を開発し販売したりリースしたりして売上としている企業。現在の世界のマイニング業界では2社がトップにいると言われる。その2社とは、Bitmain(ビットメイン)とMicroBT(マイクロBT)。
Bitmainは2013年に中国の北京で創業された企業。その後2019年には香港証券取引所に上場しようとしたが、諸事情により取り下げてそのまま上場せずに現在に至っている。
MicroBTは2016年に同じく中国で創業され、その後現在まで上場はしていない。どちらも中国発の企業だが、中国は電気代が安く一時はマイニングの中心地になっていたために中国からマイニング企業が育ったと思われる。
大手2社はまだ上場していないのだが、すでに上場したマイニング企業の例としてCanaan(カナン、銘柄コード:CAN)がある。Canaanも2013年に中国の北京で創業され、2019年にはアメリカのNASDAQに上場した。
Canaanの株価の推移をみると上場初値は12.6ドル。2020年には1ドル台まで下落したこともあったが、2021年の仮想通貨ブームで暴騰し同年3月には39.1ドルに。しかしその後はまた下げが続き、今年4月5日の終値は2.51ドルとさえない。
またBitfarms(ビットファームズ、銘柄コード:BITF)というマイニング企業も上場している。Bitfarmsは2017年にカナダで創業され、2021年6月にNASDAQに上場。上場初値は4.04ドルだったがその後11月には9.36ドルまで上昇した。
しかしその後は下げが続き、今年4月5日の終値は0.91ドルだ。昨年末に0.38ドルをつけたのでそこから見れば回復してきたが、1ドル未満はアメリカの株価としてはかなり低い。
当初はPoWだったイーサリアムは、大型アプデを経てすでに完全にPoSに移行。つまりイーサリアムではもうマイニングは行われない。マイニングは電力を大量に消費することから環境負荷が高いとの批判もあり、今後はPoSの仮想通貨が増えるだろう。そうなるとマイニング業界の成長はあまり見込めない。
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