日本ではポータルサイトとして不動の地位を築いているヤフーだが、海外ではGoogleなどに押されてそこまで好調ではない。そして米ヤフーは2~4日の取締役会で、本格的に身売りを検討するという話になっている。
海外のヤフーは、日本ほどポータルサイトとしての圧倒的な地位を持っているわけではない。米ヤフーはGoogleなどと比べてユーザー数が伸びず、ここ数年は苦戦をしている。
そして最近の業績低迷を受けて批判にさらされているのが、現CEOのマリッサ・メイヤーだ。メイヤーCEOは1999年のインターネット黎明期にGoogleに入社。そこから幹部の1人として、Googleを世界的企業に成長させる原動力となった。また女性であることもあってか、マスコミへの露出も多かった。そして2012年7月に米ヤフーのCEOに就任。
しかし最近のヤフーの業績はあまり良くない。例えば最新の2015年7~9月期の決算を見ると、売上高が12億3000万ドル(約1510億円)で、前年同期の12億5000万ドル(約1540億円)よりダウンしている。また事前予想の12億6000万ドル(約1550億円)も下回った。
そして純利益の方も、7600万ドル(約93億円)で、前年同期の1億6600万ドル(約204億円)の半分以下だった。サイトのユーザー数も下がり、今年9月のユニークユーザー数は約2億900万で、前年同月よりも4%下がっている。
株価も他のAppleやGoogleなど他のIT大手と比べるとパッとせず、12月1日の終値は33.71ドル。ITバブルの2000年には100ドルを超えていたので、その高値の半分にも行っていない。IT株を代表する指数であるNASDAQ総合指数は、今年になって2000年のITバブルの高値を更新した。それと比べるとヤフー株の弱さは明らかと言える。
こういった状況なのでヤフーの身売りの話は最近になってよく出てきているが、12月2~4日に開かれる取締役会でインターネット事業の売却を本格的に検討するという報道が流れた。インターネット事業と言えば、ポータルサイトの「Yahoo!」の運営など、ヤフーの中核的な事業になる。
面白いことに、この報道が流れると米株式市場のヤフー株は、時間外取引ながら一時5%以上も上昇した。どちらかというと投資家は身売りを期待しているように見える動きだ。
また取締役会では、現在時価300億ドル(約3兆7000億円)分を保有している中国のIT大手・アリババ株のスピンオフ(分離)計画も検討されると見られている。身売りとアリババ株のスピンオフ、どちらかが決定したとしても、発表されればIT業界にとってかなり大きなニュースになるのは間違いない。
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