次のビットコイン購入銘柄はリブワーク

今週18日になって3Dプリンター住宅企業のリブワーク（Lib Work）が、ビットコイン5億円分の購入を発表した。18日の東証でリブワーク株は後場に急騰してすぐに急落し、19・20日はあまり動かなかった。しかし今後ビットコイン買いを進めていくと他のビットコイン銘柄のように上昇していく可能性は残る。

1974年創業の企業

　トランプ大統領が仮想通貨に好意的な政策を次々打ち出していることから、今年に入って仮想通貨市場は堅調な動きが続いている。

　そして日本の国内外で多くの企業が仮想通貨の購入を事業として開始した。世界で最も多くビットコインを購入してきたのはアメリカのソフトウェア企業・ストラテジー（銘柄コード：MSTR）で、2025年8月現在で総発行量の約3％にあたる63万枚を保有し、時価総額は約710億ドル（約10兆4400億円）にもなる。

　また日本ではメタプラネット（銘柄コード：3350）が今年に入ってから猛烈な勢いでビットコインを購入しており、8月20日現在での保有枚数は約1万9000枚。時価総額は約3,200億円になる。

　他にもネイルサロン経営のコンヴァノ（銘柄コード：6574）、アパレルのマックハウス（銘柄コード：7603）といった企業もビットコイン購入を開始しており、メタプラネットを含む3社は購入発表以降株価が暴騰して市場で注目されるようになった。

　そして今週になって、また新たにビットコイン購入を発表した企業があった。3Dプリンター住宅事業を行うリブワーク（Lib Work、銘柄コード：1431）が、18日月曜に5億円分のビットコイン購入を発表したのだ。

　リブワークは1974年創業の比較的古い企業で、当時から住宅事業を行っていた。そして2015年には福岡証券取引所に上場し、2019年には東証マザーズに上場した。2022年4月には東証の大規模再編があったため、旧マザーズから現グロース市場に移った。なお現在のリブワークの社名は2018年から使っている。

　そしてリブワークは18日にビットコイン5億円分の購入事業を発表。購入に充てる期間は今年9～12月の4ヶ月間とされた。

　同社の株価は18日前場には740円付近で推移していたが、昼休みが終わった後場開始直後に一時は前場から10％以上高い838円まで暴騰。しかし暴騰は短時間で終わり、すぐに反落してこの日を766円で終えた。

　翌19日も寄り付きは800円と高く始まったが774円でこの日を終了。20日は目立った動きはなかった。

　今回のところ大きな上昇にはつながらなかったものの、他のビットコイン購入銘柄が軒並み暴騰しているだけにリブワークも今後ビットコイン購入を拡大すれば上昇が期待できるかもしれない。