トルコのエルドアン大統領とアメリカのバイデン大統領が、14日にブリュッセルで首脳会談を行う。トルコリラにとって次の大きな材料はこの首脳会談になると思われる。
6月になって対米ドルで史上最安値をまた更新したトルコリラだが、次の大きな材料は14日に行われるエルドアン大統領とアメリカのバイデン大統領との首脳会談になると思われる。
この日にはベルギーのブリュッセルでNATO(北大西洋条約機構)の首脳会議が開かれ、バイデン・エルドアンの会談もその時ブリュッセルに集まった両大統領の間で行われる。
今回の会談で議題になるのは以下の問題と見られている。まずはすでに開始から10年以上が経つシリア内戦問題。トルコはシリアの隣にあるために、シリア内戦に介入している。アメリカはこの介入をよく思っておらず、今後トルコがシリアから撤退するかどうかなどについて話し合われると見られる。
次にアフガニスタン問題。アフガニスタンには長年米軍が駐留していたが、今年4月から撤退開始。そして夏までには撤退を終了させる予定になっている。トルコはNATOの一員なので、首脳会談では米軍撤退後のアフガニスタンにおけるトルコ軍の役割などが話し合われる。
さらにここ数年米トルコ関係のネックになっていたS-400問題がある。S-400とはロシア製ミサイル防衛システムで、数年前にトルコが購入すると言い出した時からアメリカは反対していた。
しかしアメリカの反対にも関わらず、トルコはついに購入。この問題によってアメリカはトルコに制裁を課す可能性も残っているが、制裁回避のために14日の首脳会談で両大統領による協議が行われる。
そしてアルメニア人虐殺問題もある。アルメニア人虐殺とは、20世紀初頭に当時のオスマン・トルコ帝国が、国内にいた異民族のアルメニア人を多数虐殺されたとされる事件。トルコはこの虐殺を一貫して否定しており、虐殺を認定する国に対しては強く反発してきた。
だがバイデン大統領は就任後、すでにアルメニア人虐殺を認定すると発言。トルコはそこまで強く反発しなかったものの、この件は米トルコ関係にとって大きなマイナスになっている。
エルドアン大統領は6月2日に「金利を下げる必要がある。すでに中銀総裁とは話をした」と発言。この発言によって米ドル/トルコリラは1ドル=8.8リラのリラ最安値を更新した。その後安値更新はないが、14日の会談の内容次第では再度のリラ最安値更新もありえる。
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