毎月多くの銘柄が新規上場している東証だが、9月1日には一気に12社のIPO(新規上場株式)が承認された。1日で12社が承認されるのは珍しいが、これら12社は全てテクニカル上場という、持株会社化などで特定の銘柄を上場廃止にする代わりに新たな銘柄を上場させる形の上場だ。
毎月多くの銘柄が東証に上場されている。そして9月1日には、この日だけで12社のIPO(新規上場株式)が東証によって承認された。これらは全て10月1日に上場予定となっている。1日に12社も承認されるのは珍しいが、12社全てがテクニカル上場という普通の上場とは違う形のIPOだった。
テクニカル上場とは、持株会社化などによって既存の銘柄を上場廃止にさせる代わりに、新たな銘柄を上場させる仕組み。テクニカル上場は有価証券上場規定の第208条、第215条、第216の9によって定められている。
これら3つの規定はそれぞれ別の市場にテクニカル上場するための規定が定められている。第208条は東証1部、2部へのテクニカル上場。第215条はマザーズへのテクニカル上場。第216条の9はJASDAQへのテクニカル上場について規定している。
1日に上場が承認された12社のうちマザーズに上場する企業が1社、JASDAQに上場する企業が1社、残り10社は東証1部または2部に上場する。
では9月1日に承認された12社はどのような会社なのか、いくつか例を見てみよう。株式会社マナック・ケミカル・パートナーズ(銘柄コード:4360)という企業は12社のうち1社だが、この会社は化学工業製品や医薬品を開発・販売するマナック株式会社(銘柄コード:4364)の持株会社として設立された。
マナック株式会社は9月29日に上場廃止され、代わりに10月1日に株式会社マナック・ケミカル・パートナーズが上場される。両社の間で単独株式移転が行われるので、マナック株のホルダーは同数のマナック・ケミカル・パートナーズ株を受け取ることになる。
また複数の企業が持株会社の傘下に入るケースもあり、同じく9月1日に承認された株式会社くふうカンパニー(銘柄コード:4376)がそれにあたる。
現在はくふうカンパニーグループとして複数の企業があり、生活関連の様々な事業を行っている。その1つである株式会社ロコガイド(銘柄コード:4497)は、買い物情報サービス「トクバイ」の運営などを行っている。
そして10月に上場する企業とは別にすでに株式会社くふうカンパニー(銘柄コード:4399)が上場しているが、この企業はグループ全体の経営戦略策定などを行う。
今回の持株会社化でロコガイドと旧くふうカンパニーが、新くふうカンパニーの傘下に入る。そして前2社は9月29日をもって上場廃止になり、新くふうカンパニーが10月1日に上場される。なお区別のために、旧くふうカンパニーは株式会社くふう中間持株会社と社名が変更される。
こちらは廃止される企業が2社なので共同株式移転が行われ、旧くふうカンパニーのホルダーに対しては1株あたり新くふうカンパニー株を1株。ロコガイドのホルダーに対しは、1株あたり新くふうカンパニー株を4.1株が与えられる。
9月1日に承認されたIPOは全てこのような形のテクニカル上場になるが、それが12社も同時に承認されるのはかなり珍しい。
この書類に含まれる素材はiFOREXではなく、独立した第3機関により作成されたもので、いかなる場合においても、直接的・間接的、明示的・暗示的にかかわらず、投資に対する助言や、金融商品に関する投資戦略の推奨、提案として解釈すべきものではありません。この書類に含まれる過去の実績や、それに基づくシミュレーションは将来の成果を保障するものではありません。
すべての免責事項はこちらをクリックしてご確認ください。
iFOREXは数百銘柄の通貨、仮想通貨、商品、指数、ETF、株式をCFD形式で取引することができます。
方法は簡単、3ステップでCFD取引を注文できます。
iFOREXに今日参加すれば、次の素晴らしい特典パッケージがあなたのものに
25年以上信頼されるサービスプロバイダー
iFOREXグループは業界で最も大きく尊敬される企業の一つです。1996年に成功した銀行家のグループにより設立され、世界中の人の毎日の市場へのアクセスが目標です。
3つの主な約束
私たちは、提供するグローバルな取引商品の多様性と、使用する革新的な技術、常に向上し続けるカスタマーサービスで、業界のリーダーであり続けます。