昨年後半から木材の価格が世界的に上昇し、「ウッドショック」と言われるようになった。しかし5月をピークにその後木材価格は下落が続き、ついにピークの3分の1以下にまで暴落した。ウッドショックはこれから沈静化に向かうことが予想される。
2020年から始まったCOVID-19(新型コロナウイルス)のパンデミックによって、それまでの常識では考えられないようなことが次々と起こっている。昨年4月に原油価格がマイナス40ドルまで下落したこともその1つで、このような珍現象は通常時では考えられなかった。
そして米国株を中心として株価が驚くほど暴騰しているのもパンデミック下特有の現象の1つだが、株だけではなく仮想通貨などいろいろなものも価格が高騰。そして木材価格も昨年後半以降高騰した。
木材価格の国際的な指標として使われるのは、シカゴ先物市場の木材先物価格。この先物は1000ボードフィート(≒2.36立方メートル)単位で取引される。木材先物は1980年から2017年までは150~400ドルのレンジで安定推移した後、2018年に一時的にレンジをブレークして500ドル台まで上昇。
その後2019年から20年初頭まではまた300~400ドルで推移していたが、パンデミックが始まった20年春から大暴騰。2021年が明けるとさらに上昇し、5月には1,700ドルのピークをつけた。
昨年後半に入った頃からこれが異常な上昇であることが認識され、「ウッドショック」と言われるようになった。ウッドショックによって各国で木材の調達価格が上昇し、日本の住宅建設にもだんだんと影響が出てくるようになった。
上昇の原因についてはいろいろ考えられているが、パンデミックによってステイホームの必要性が高まり、世界的に住宅需要が高まったことが大きな原因の1つと言われている。
しかし2021年5月をピークに、木材価格は突然下落に転じる。そして下落の幅はすさまじく速かった。6月にはすでに1,000ドルを割ってピーク時の半分程度になり、その後も下げ続け7月中旬にはピーク時の3分の1以下となる500ドルになった。
下がった理由は、価格の上昇によって木材が増産され供給が改善されたことや、ワクチン接種から経済正常化が進展しパンデミック下で高まった住宅需要が落ち着いてきたことがあると見られている。
理由はともかく5月以降木材価格が暴落しているのは事実。今でもメディアでは「ウッドショック」という言葉が使われているが、今後数ヶ月間でウッドショックはかなり沈静化するのではないか。
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