仮想通貨市場は堅調な動きが続いており、最近ではイーサリアムが70万円を超えて円建ての史上最高値を更新した。仮想通貨市場が上昇しているため米国株の仮想通貨関連銘柄も高値更新を期待したいところだが、残念ながら主要銘柄は7月後半以降さえない動きとなっている。
トランプ大統領が仮想通貨に好意的な政策を次々実行していることなどを背景に、2025年に入ってから仮想通貨市場は上昇が続いている。最近ではアメリカの確定拠出年金・401(k)の運用で仮想通貨への投資が解禁されたため、それが新たな仮想通貨の買い材料となた。
特に最近はイーサリアム(ETH)の上昇が目立っており、日本円建てでは70万円を超えて史上最高値を更新した。また米ドル建てでも2021年につけた史上最高値とほぼ同じ水準まで上昇している。
このような状況なので、米国株の仮想通貨関連銘柄も最高値更新を期待する投資家は多いだろう。しかし残念ながら、主要な仮想通貨銘柄は最近あまり上がっていないようだ。
仮想通貨銘柄としておそらく最も知名度が高い仮想通貨取引所のコインベース(銘柄コード:COIN)は、2021年4月に上場。当時は仮想通貨市場が好調だったこともあり、上場初日に429ドルの高値をつけた。
しかしその後2022年になると仮想通貨市場が低迷したため、コインベース株も長期間低迷。2024年以降の仮想通貨市場復活でようやく再度上昇し、今年7月18日には440ドルを超えて上場初日の高値を4年ぶりにようやく更新した。
ところが8月19日のNY株式市場では310ドルを割っており、4年ぶりに高値を更新したにもかかわらずわずか1ヶ月で30%も下落してしまった。
この1ヶ月の下落の最大の要因は、7月31日に発表された第2四半期決算が投資家の失望につながったためだった。前年同期比では増収増益だったものの、前期比では売上高が26%減、仮想通貨取引額が40%減だった。そのためコインベース株は決算発表直後の8月1日に16.6%も暴落し、この暴落も含めて7月18日の高値から1ヶ月で30%も下落した。
またステーブルコイン・USDコイン(USDC)を運営するサークル(銘柄コード:CRCL)は、今年6月5日に上場した。上場初値は69ドルだったが、米政府がステーブルコイン規制法案を成立させたことなどが追い風となり、6月23日には298.99ドルの高値をつけた。
だがその後は特に買い材料がなくさえない動きが続き、8月19日のNY株式市場では高値の半分未満となる133ドル台で推移している。
そして「世界で最も多くのビットコインを持つ企業」・ストラテジー(銘柄コード:MSTR)も、ここ最近は高値更新がない。ストラテジーは米大統領選が終了した昨年11月に暴騰し、11月23日には543ドルの史上最高値をつけたがその後すぐに400ドル未満まで下落した。
この時の上昇はやや特殊な感があるが、その後今年7月15日には450ドルを回復した。だがその後は下落が続き、8月19日のNY株式市場では337ドルと7月の高値から25%、昨年11月の高値からは40%近く低い水準まで下がってきている。
以上のように米国株の仮想通貨関連銘柄3つは、ここ最近軟調な動きが続いており高値更新がない。しかし仮想通貨市場そのものと同様、仮想通貨株も何かきっかけがあれば再度大きく上昇していけるポテンシャルはあるのではないか。
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