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日銀の1月ETF購入額は2,000億円強で終了

user 著者 鳥羽賢
calendar 2021年1月31日

1月の株式市場がすでに終了した。そして1月中の日銀によるETF購入額を確認してみると、2,000億円をわずかに上回る程度だった。これで昨年11月から3ヶ月連続の少額購入となっており、株価の回復のため日銀がETF購入を縮小していることがわかる。

株価の上昇とともに縮小か

 29日金曜をもって1月の株式市場が終了した。そして公表されている日銀のETF購入額を見ると、1月はわずか2,000億円強だった。

 日銀の購入は正確には3つのカテゴリーに分かれている。1つ目が一般のETF。2つ目は「設備投資および人材投資に取り組んでいる企業を支援するためのETF(以下、「支援ETF」)」。3つ目はREIT(不動産投資信託)になる。

 3つのカテゴリーそれぞれで買い方に違いがある。支援ETFは1回の購入は10億円程度だが、ほぼ毎日買われてきた。REITは同じく1回の購入は約10億円と小さく、かつ回数も少ない。

 そして一般ETFは1回の購入額が大きいので、日銀のETF購入のメインはこのカテゴリーになる。一般ETFは昨年12月まで1回あたり約700億円の購入が行われてきたが、今月から予告なしに約500億円に減額された。

 今月の購入状況を見ると、一般ETFの買いが行われたのは4日、15日、20日、28日のわずか4日間だけだった。この4日間の合計で約2,000億円だが、それに支援ETFとREITの分を足すと2,000億円強になる。

 このペースが12ヶ月間続いたとしても年間3兆円にも満たない。日銀は昨年3月にETF購入を一時的とは言え「年間12兆円」に増額すると発表した。それが一時的なものだとしても、長期的には2016年7月以来年間6兆円の購入を続けているはずだった。

 同様の傾向が昨年11~12月にすでに見られた。すでに述べたように12月以前は一般ETFを1回あたり約700億円購入していた。昨年12月は購入したのはわずか3日間だったので、1月と同様に合計で2,000億円強。11月はわずか2日間だったので、月の購入額は2,000億円を下回っていた。

 さらに特筆すべきは、1月29日に日経225平均が534円安と大きく下落したのに買いが行われなかったことだ。534円安は昨年7月31日以来約半年ぶりの下げ幅だったが、それでも日銀は動かなかった。

 ただし29日の場合は後場に大きく落ちたため、買いが行われなかったのではないかという見方もできる。これまで日銀のETF買いは、前場に大きく下げた日に行われることが多かった。それに対して29日は前場にはあまり下げずに後場に大きく下げたので、発動条件を満たさなかったのかもしれない。

 29日の理由はともかく、日銀のETF購入額は昨年11月以降明確に減っている。昨年11月にそれまでレジスタンスラインだった日経24,400円付近を突破しその後も上昇が続いているので、これ以上の株価底上げは不要と判断したと考えられる。株価が現在の高値を維持できれば今後もETF買いは増えないだろうが、下落すればまた買いを増やしてくるかもしれない。

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