財務省が8日朝に国際収支状況速報を発表。その数字によると、2016年12月の日本の経常収支は1兆1,122億円の黒字だった。
内訳を見ると、貿易収支が8,068億円の黒字で、前年同月の1,943億円の黒字より大幅に黒字幅が拡大。サービス収支は2,866億円の赤字だった。そして海外資産からの投資収益などを示す第一次所得収支は、6,759億円の黒字。国際機関への拠出金などを表す第二次所得収支は839億円の赤字だった。
12月の数字が出たことで、2016年通年の数字も確定。2016年の日本の経常収支は20兆6,496億円で、前年よりも4兆円ほど拡大した。
内訳は貿易収支が5兆5,793億円の黒字。これは2010年以来6年ぶりの黒字転換となる。サービス収支が9,748億円の赤字。その中でも旅行者による収支を表す旅行収支は、去年日本に来た観光客が史上最多の2,400万人を超えたことなどから、1兆3391億円の黒字だった。ただし旅行以外では赤字。
第一次所得収支は18兆1,360億円の黒字。第二次所得収支は2兆980億円の赤字だった。
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