大阪取引所が今年の9月21日の新デリバティブ売買システムの稼働開始に合わせ、原油等指数先物銘柄を上場させる計画を発表した。これで大阪取引所ですでに取引されている貴金属や穀物銘柄に、エネルギーの先物銘柄も加わることになる。
大阪取引所が31日、今年の9月21日に原油等指数先物を上場させる計画を発表した。9月21日には新デリバティブ取引システム「J-GATE3.0」の稼働開始が予定されており、その日に合わせた上場となる。
昨年7月には東京商品取引所から大阪取引所に、金などの貴金属先物や大豆などの穀物先物銘柄が移管された。しかし原油などエネルギー銘柄だけは東京商品取引所に残されたて大阪取引所にはなかったのだが、大阪にこれまで欠けていたエネルギー銘柄を補完する今回の上場計画となる。
以前から大阪取引所では日経225平均先物やTOPIX先物といった株価指数先物銘柄が上場されていた。そして9月になるとエネルギーも含めた商品先物銘柄も一通り揃うので、日本の先物取引の中心地となることは間違いない。
今回上場が発表されたのは原油「等指数」先物であり、原油先物ではないことに留意する必要がある。正式にはCME原油等指数先物と呼ばれるが、値動きの基となる原資産はCME(シカゴマーカンタイル取引所)にあるCME原油等指数という先物指数になる。
CME原油等指数とは、原油、ガソリン、ヒーティングオイルといった複数のエネルギー銘柄を基に算出されるCMEの先物指数。したがって大阪取引所に上場されるCME原油等指数先物は、原油価格そのものとは値動きが多少異なる。しかしガソリンやヒーティングオイルも同じ石油関連銘柄で、値動きは原油と大きく乖離することはあまりない。つまりCME原油等指数先物も、原油価格と同じ方向に動くことが多いと予想できる。
ただし上場されたとしても、取引量が増えるかどうかは別問題だ。現在大阪取引所には多くの先物銘柄があるが、銘柄によって出来高に大きな差がある。株価指数先物では人気の日経225先物や同ミニ銘柄は非常に出来高が多いが、ダウ工業平均先物はあまり取引されていない。
商品先物も金は出来高が多いが、それに対して大豆など非常に出来高が少ないものもある。CME原油等指数先物が上場されたとして、出来高が多いグループと少ないグループのどちらに入るかは今のところわからない。
しかし大阪取引所にCME原油等指数先物が上場されれば、金や穀物など他の商品先物銘柄と同じ口座で取引ができる。昨年7月以来先物の取引所は貴金属・穀物の大阪とエネルギーの東京商品取引所に分かれてしまったので、また大阪取引所でエネルギーも取引できるようになるのは便利だ。
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