FRBの利下げ観測などを背景として金価格は上昇が続いており、1日の大阪先物市場では金先物が16,500円を超えて上昇して史上最高値を更新した。そしてNY市場の金先物も最高値に接近している。
去年から今年にかけて株や仮想通貨など多くの資産価格が上昇しており、同時に「永遠の価値物」金価格も高騰している。
金の弱点は金利を生まない点にある。株式には配当があり、FXにはスワップ金利がある。仮想通貨は当初はインカムゲインを得られる手段が少なかったものの、今ではステーキングやレンディングなどいろいろな方法で得られるようになった。
このように他の資産は保有することでインカムゲインを得られるものが多いのに対し、金は現物・先物両方とも金利が得られない。
そのため金価格の動向は国内外の金利動向によって影響される。簡単に言うと、世の中の金利が上がれば金利を生まない資産である金の相対的価値は下がって価格が上がりにくく、逆に世の中の金利が下がれば金価格は上がりやすい。
NY先物市場の金は、インフレ抑制のためにFRBがハイペースで利上げを続けてきた2021~23年には大きく上がらず1,700~2,000ドルで停滞していた。
しかし2024年になるとFRBが利下げを行う見通しが高まったことで、2024年から今年にかけて金価格が高騰している。
そして日本国内の金価格は、NY金の上昇に加えて円安も上昇要因となりここ5~6年はずっと上昇してきた。国内の金価格を語るにあたり、指標として使える価格は現物(金地金)価格と先物価格の2つがある。
現物価格は田中貴金属工業の店頭小売価格が指標として使われる。この価格には消費税が含まれているので、先物価格より高い。今年が明けた時点ではまだ1g=14,700円だった価格は、その後上昇が続き9月1日には史上初めて18,000円を超えて最高値を更新した。
大阪取引所で売買される金先物も同様の上昇を見せている。金先物は年明け時点では1g=13,500円だったものの、その後は上昇が続き9月1日には16,500円を超えて最高値を更新した。
そしてNYの金先物も9月1日には一時3,490ドルをつけて史上最高値に接近した。これまでの最高値は今年4月22日につけた3,500ドルだが、これはパウエル議長が解任されるとの懸念が高まったことによる一時的な上昇があったためであった。
今後FRBは何度か利下げを行うと見られており、金利を生まない資産である金が上昇できる余地はまだまだあるだろう。
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