大証では先物・オプションの取引システム・J-GATEの新しいバージョンが来年に導入される。それに伴って取引制度が一部変更される予定になっており、その詳細が13日に発表された。
大証では日経225先物など先物・オプション取引が行われている。そして現在先物・オプションの売買処理にはJ-GATEというシステムが使用されている。
日経225先物は1988年から大証で取引されているが、J-GATEは新しいデリバティブ取引システムとして2011年2月から運用が始まった。この当時はバージョン1.0だったが、2016年7月には2.0が運用開始。そして次世代システムとなるバージョン3.0が、2021年の第3四半期から運用される予定になっている。
システムがバージョンアップされることで、先物・オプションの取引制度も一部変更が行われると13日に発表された。以下がその変更内容の一部になる。
最も特筆すべき変更は、日経225先物・オプションなどのナイト・セッションの時間が午前5時半までから午前6時までに30分延長されることだ。1988年の取引開始後20年近くは日経225先物・オプションに時間外の取引はなく、株式市場と同じ時間のみに取引されていた。
それが2007年にイブニング・セッションという名称で、午後4時半から午後7時までの時間外取引を導入。その後取引時間はどんどん拡大された。そしてJ-GATEのバージョン1.0導入時に、名称をナイト・セッションに変更するとともに終了時間が午後11時半から翌午前3時に延長された。
そしてバージョン2.0導入時に午前3時から午前5時半に拡大され、今回はバージョン3.0の導入とともにさらに30分延長される。これで日経225先物・オプションは24時間取引にまた一歩近づいた。
その他の変更としては、日経225オプション日中取引の開始時刻が、現在の午前9時から午前8時45分に15分間早められる。
さらに指数先物でフレックス限月取引が導入されるという。フレックス限月取引とは、先物の限月や清算日を固定せずに柔軟に設定できる取引のこと。これは初めて導入される制度ではなく、日経225オプションの方では2018年から導入されている。とはいえまだまだそれほど活用されていないのが現状だ。
また新しい先物銘柄として、日経平均トータルリターン・インデックス先物取引が取引開始となる。日経平均トータルリターン・インデックスとは、普通の日経平均にさらに各銘柄の配当によるリターンを加味して算出した指数で、その先物取引が開始となる。
他にも13日に発表された変更点はいくつかあるが、主なものは以上になる。変更点の中でも特に先物やオプションの取引時間が延長される点は大きい。海外では先物銘柄の取引時間がほぼ24時間となっている市場も多いので、日本の先物市場もグローバルな基準に近付いている。
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