大阪にある堂島取引所で13日からコメの先物取引が開始された。堂島では2011~22年の11年間取引されてコメ先物が一旦廃止になった過去があるものの、今回は別物として上場。開始から1週間の出だしはまずまずの取引量だった。
大阪にある先物取引所の堂島取引所(以下、「堂島」)で、8月13日からコメの先物取引が始まった。現在日本の先物取引の中心は大阪取引所で、こちらでは日経225先物などの株価指数先物や、金などの商品先物銘柄が多数上場されている。
それに対して堂島は銘柄数も少ないのだが、今回巻き返しを図る目玉としてのコメ先物取引が上場された。
とは言え堂島にコメ先物と言われる銘柄が上場されたのはこれが初めてではなかった。2011年には旧コメ先物の試験上場が承認。この時上場されたのは「新潟コシヒカリ」という個別のコメ銘柄の先物であり、その後上場廃止になるまでにいくつか他の銘柄も追加された。
この試験上場は2年間の期限つきで2013年には本上場への転換を申請したが認められず、代わりに試験上場の2年間の延長が許可された。その後も2015年、17年、19年と2年ごとに本上場を申請してきたが認められず試験上場が延長されていった。
そして2021年には本上場が認められないだけではなく試験上場の延長も却下され、その後残った銘柄の取引が1年続いた末に2022年にコメ先物取引は一旦終了となった。
しかし今年になって堂島は新たなコメ先物を申請した。今回は2011~22年のような個別銘柄が原資産ではなく、「現物コメ指数」というコメ価格の指数を原資産とした先物銘柄。現物コメ指数は日本全国で収穫される数十種類の一等米から算出される。
そしてこの新しいコメ先物は6月に承認された。なお今回は試験上場なしに本上場を申請して認められており、担当省庁は承認の理由について「十分な取引量が見込め、生産・流通を円滑にするため必要かつ適当」と述べていた。
原資産となる現物コメ指数は60kg単位で、6月と7月に発表された数字は約15,000円だった。そしてコメ先物は1単位がその50倍、つまり3トン分のコメを取引することになる。
限月は偶数月を2ヶ月ごとに12ヶ月以内のものが設定されるので、全部で6種類の限月が取引される。ただし初月となる8月には2025年2月、4月、そして6月の3種のみが取引され、その後9月、11月、そして来年1月に1つずつ追加されていく。
そして13日から取引が始まり、21日までに約1週間が経った。日本はこの期間がお盆期間とは言え株式や先物市場は休場しない。出来高を見ると初日の13日は3限月とも1枚のみでその後もしばらくは1枚程度の取引が続いたが、21日になるとようやく2月と4月限で10枚の取引が行われた。
まだ少ないが、初週はお盆期間だったことを考えるとまずまずではないだろうか。今後コメ先物取引がどこまで拡大できるかに、堂島の経営もかかっている。
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