先週、日本国内では4例目となるであろうIEOが発表された。このIEOでトークンを発行するのはオーバースという企業で、IEOによって調達された資金はその後のアイドルグループの活動に利用される予定になっている。
企業がトークンを発行し、仮想通貨取引所の仲介で不特定多数に販売して資金を調達するIEO(Initial Exchange Offering)は世界ではすでに多く行われている。しかし日本では昨年7月にパレットトークン(PLT)というトークンが発行・販売されたのがようやく最初のIEOとなった。
その後2例目としてサッカーチームのFC琉球が発行するFCRコイン(FCR)が今年5月18日に上場。3例目は今年夏にフィナンシェという企業が発行する予定になっている。
そして先週には、国内4例目となるであろう次のIEOが発表された。このIEOを発行するのはオーバースという企業で、今年3月に設立されたばかり。しかし上場企業の東京通信(銘柄コード:7359)が株主に入っており、何も後ろだてのないベンチャー企業ではない。
オーバースは「新しいアイドルグループの創造に向けて設立された」と謳っており、今後アイドル事業を行っていく。その事業のためにニッポンアイドルトークン(NIDT)というトークンをIEOで発行する。
このIEO発行には仮想通貨取引所のDMM Bitcoinと、同じく仮想通貨事業を行うCoinbookが参加する。となると実際に投資家に募集をかけるのはDMM Bitcoinになるだろう。
NIDTはイーサリアムのブロックチェーン上で発行され、発行時期は2023年初頭になると発表された。そしてNIDTの発行で調達した資金を使って、2023年中にはアイドルグループのオーディションを行い年末までに活動を開始する予定という。
この新アイドルグループは既存の場だけではなくメタバース空間を使って活動をしていくと述べられている。詳細は発表されていないが、NIDTのホルダーは保有数に応じてアイドルグループのイベントに参加できる特典などが付与される。
国内でIEOがどんどん出てくるのは良いが、IEOが必ずしも利益が出るわけではないことがすでにわかってしまっている。最初に行われたパレットトークンは上場後かなり上昇し、一時は販売価格の20倍を超えるレートをつけたこともある。
だが2例目のFCRコインは1枚=2.2円で販売されたにも関わらず、上場直後に暴落。
その後6月6日現在まで3週間近く、ずっと1円未満で低迷している。FCRコインが低迷していることで、国内のIEOに対する見通しはかなり悪化してしまった。FCRコインの失敗例を知っている投資家なら、今後IEOの購入には慎重になるだろう。
だがパレットトークンのような成功例もあるので、銘柄を選べばIEOへの参加でもまだまだ利益は期待できる。国内4例目となるオーバースのIEOにも注目が集まる。
この書類に含まれる素材はiFOREXではなく、独立した第3機関により作成されたもので、いかなる場合においても、直接的・間接的、明示的・暗示的にかかわらず、投資に対する助言や、金融商品に関する投資戦略の推奨、提案として解釈すべきものではありません。この書類に含まれる過去の実績や、それに基づくシミュレーションは将来の成果を保障するものではありません。
すべての免責事項はこちらをクリックしてご確認ください。
iFOREXは数百銘柄の通貨、仮想通貨、商品、指数、ETF、株式をCFD形式で取引することができます。
方法は簡単、3ステップでCFD取引を注文できます。
iFOREXに今日参加すれば、次の素晴らしい特典パッケージがあなたのものに
25年以上信頼されるサービスプロバイダー
iFOREXグループは業界で最も大きく尊敬される企業の一つです。1996年に成功した銀行家のグループにより設立され、世界中の人の毎日の市場へのアクセスが目標です。
3つの主な約束
私たちは、提供するグローバルな取引商品の多様性と、使用する革新的な技術、常に向上し続けるカスタマーサービスで、業界のリーダーであり続けます。