ビットコインETFの承認などを材料に今年が明けてから仮想通貨市場が高騰してきた。しかしビットコインは最近高値更新がなく、また14日から16日にかけて仮想通貨市場は大きく下落。今回の仮想通貨高は3月を天井にすでに終わったのかもしれない。
去年終盤から年明けにかけて、仮想通貨市場が高騰してきた。材料となった要因の1つは、アメリカでそれまで却下されてきたビットコインETFの承認見通しが高まったこと。昨年6月頃に申請された複数のビットコインETFが承認されるとの見通しが10月頃に高まり、その頃からビットコイン(BTC)の上昇が始まった。
そして今年1月11日についに承認されると、上昇はビットコインだけではなく仮想通貨市場全般に波及。承認直後はやや下げたものの、その後はETFへ多くの資金が流入しているとの観測から再度ビットコイン高となった。
また4月19日頃にビットコインが半減期を迎えることも買い材料となっている。半減期そのものに価格を押し上げる要素はあまりないが、「半減期前後には価格が上昇する」との通説があるために買いが入りやすい状況となった。
とはいえ現在ではこれら2つの買い材料も消えつつある。ビットコインETFの承認は1月11日に達成され、その後の資金流入も最近では鈍化してきている。また半減期は4月19日頃に通過するため、通過してしまえば次の半減期は約4年後だ。
実際にここ数週間は仮想通貨の上昇にも頭打ち感が出てきている。ビットコインは3月13~14日に1,090万円の高値をつけた後は更新がしばらくなく、4月8日にわずか10万円の更新となる1,100万円をつけたのみ。ただし3月13~14日より4月8日の方が為替が円安になっているので、円建てでやや高くなったにすぎない。米ドル建てでは3月13~14日以降高値更新はない。
ビットコインと同じく4月に半減期があるビットコインキャッシュ(BCH)は、ビットコインより遅れて2月下旬から高騰。4月5日には10万8800円の高値をつけた。
しかし仮想通貨市場は4月14日未明にあったイランのイスラエル攻撃で全面安となり、16日にも大幅続落している。特にビットコインキャッシュの下落率が大きく、14日未明には一時68,000円をつけて5日からの9日間で3分の2未満まで落ちてしまった。
イーサリアム(ETH)はビットコインと同じく3月13日に60万円の高値をつけたが、その後高値更新がないまま4月13日には一時44万円まで下がった。ソラナ(SOL)は3月18日に31,300円の高値をつけたが、4月13日には一時18,300円と高値より40%も安い水準まで下がってきた。
今年の仮想通貨高の要因となったビットコインETFと半減期の2つはすでに消えつつある。そして多くの仮想通貨が3月につけた高値を更新できないまま約1ヶ月が経過した。今年序盤の仮想通貨高はすでに終わったのかもしれない。
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