今週の13日にイーサリアムの大型アプデ「デンクン(Dencun)」の実施が予定されている。最近高騰しているイーサリアムだが、このアプデ後にさらに上がるのではないかと期待する声もある。
ビットコインやイーサリアムといった仮想通貨は定期的にアプデを行っている。そして今週13日に、イーサリアムの大型アプデ「デンクン(Dencun)」が予定されている。
このデンクンという言葉は英語でも聞きなれない言葉だ。今回のアプデはもともと2つあったアプデが統合されて同時に行われるようになったもので、デンクンという言葉も2つのアプデを表わす言葉を合成したもの。その2つとは、片方ははくちょう座の星の名前である「デネブ(Deneb)」で、もう片方はメキシコの都市である「カンクン(Cancun)」。
この2つの言葉を合成したものがデンクンになる。余談ではあるが2023年4月に行われたイーサリアムの直近のアプデも「シャペラ(Shapella)」という聞きなれない言葉で、これは中国の都市である「シャンハイ(Shanghai)」とぎょしゃ座の星である「カペラ(Capella)」の2つのアプデの言葉を合成したもの。
今回のアプデ「デンクン」ではいくつかの部分が改善されるが、一番注目されているのはEIP(イーサリアム改善提案) - 4844の実施。この改善によって、イーサリアムのガス代が削減されることになる。
こちらの記事でも説明しているが、ガス代とは簡単に言うと仮想通貨取引や送金の際に支払う手数料のこと。日本の仮想通貨取引所に口座を開いてそこでだけ仮想通貨取引を行うなら、ガス代を意識する必要はほとんどない。
しかし海外で運営されているDEX(分散型取引所)などを使ってもっと幅広い仮想通貨取引を行う場合、日本の取引所に頼らない仮想通貨取引が必要になる。そしてそのような取引を行う際、ガス代を支払うことになる。
今回のアプデではイーサリアムのメインのブロックチェーンではなく、そこから派生した「レイヤー2」と呼ばれるブロックチェーンにおけるガス代が削減される。
ガス代の削減によって、イーサリアムのチェーン上の取引が活発になりイーサリアムの価格にプラスになると見る者もいる。しかしその反面、ガス代として支払われた量の一部はバーン(焼却)、つまり消滅させるルールがある。ガス代削減でバーンされるイーサリアムが減るため、市場に残る流通量が増えて価格にとってマイナス要因になるとの見方もある。
今回のデンクンアプデがイーサリアムの価格にプラスとマイナスどちらに影響するかは今のところ見方が分かれているようだ。実施後の価格はともかく、イーサリアム自体がまた1つ進化するアプデとなるだろう。
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