今週の重要イベントはダボス会議、弾劾、旧正月

今週の重要イベントはダボス会議、弾劾、旧正月

著者 鳥羽賢
2020年01月20日

年初にあった米イラン間の緊張は一旦収まったものの、今週は重要なイベントがいくつか始まる。その展開次第では市場が大きく動くことも考えられる。

米大統領の罷免は難しい

今年はお正月から米軍によるイラン司令官の殺害があり、市場で中東の紛争懸念が高まった。しかし9日にトランプ大統領が「これ以上イランに対する軍事的行動はない」と発言したため、その後は中東懸念が急速に後退し株式市場は堅調な動きが続いている。


そして1月もすでに20日となったわけだが、今週は市場や世界経済にとって重要なイベントがいくつか始まる。まずは21~24日にスイスのダボスに世界の政治・経済リーダーが集まって行われる「ダボス会議」。


ダボス会議は毎年行われているが、今年は去年参加しなかった米トランプ大統領が参加する。また環境活動家として去年急速に名を上げたグレタ・トゥーンベリさんも参加する予定となっている。


ダボス会議が金融市場に影響するかどうかはまだわからないが、参加者の発言内容によっては金融市場が動くことも考えられる。日本からは安倍総理は出ないが、日銀の黒田総裁が出席する。


さらに同じ21日からアメリカではトランプ大統領の弾劾裁判が始まる。とはいえ弾劾裁判は米上院で行われ、上院は大統領の共和党が過半数を占めている。そして今のところ共和党から造反してトランプ大統領を弾劾するような議員は見当たらず、トランプ大統領が罷免される可能性はほぼないと見られている。


弾劾裁判は21日から2週間程度続く。こちらも今のところは罷免されずに終わる見通しが高く、そうなると金融市場にはそれほど影響なく終わる可能性が高い。しかし場合によってはサプライズの展開があるかもしれない。


週の後半になり24日になると、中国が旧正月のお休みに入る。旧正月で重要な点は、中国の株式市場が休場すること。上海株式市場は24日から、来週の30日木曜まで5営業日連続休場となる。香港株式市場の方はもう少し短く、24日から28日火曜まで3営業日のみの休場となる。


また旧正月には中国人がバカンスなどで大量に移動し、日本にも観光客でやってくる。小売業にとってはそのインバウンド消費がかなり期待できるものとなるだろう。


そして今週は日本、カナダ、ユーロ圏の政策金利発表も予定されている。政策金利発表についてはこちらの記事ですでに述べているのでここで詳細は述べないが、重要なイベントである点は間違いない。ダボス会議や弾劾裁判と併せ、今週は重要イベントがかなり多い週と言える。

 

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