今週の主な経済指標・政策金利発表

筆者 鳥羽賢 |

今週は20日木曜に日本やユーロ圏の政策金利発表がある。

 先週はFRBのイエレン議長の議会証言があり、その中で議長が最近のアメリカの低インフレ率について懸念を表明していたことで、証言以降は米ドル安が進行した。一方今週になると日本やユーロ圏の政策金利発表など、重要な発表がやや多くなる。

 

20日に重要な発表が多い

 

 先週はイエレン議長の議会証言以外の材料があまりなかったが、今週は日欧の政策金利発表など重要な発表がやや増える。今週の主な経済指標の発表予定を見てみよう。

 17日月曜は日本が祝日で株式・先物市場が休場するが、海外の多くの国では通常通り取引が行なわれる。そのために日本以外の経済指標の発表も多い。午前11時には中国の第2四半期GDPが発表。前年同期比で+6.8%と予想されている。

 2015年頃から中国経済の減速が頻繁に語られるようになったものの、GDP成長率はここ最近6%台で安定している。

 また同時に中国の6月鉱工業生産も発表され、前年同月比+6.5%が予想されている。そして同じく発表される中国の6月小売売上高は、前年同月比+10.6%と予想されている。

 同じ日の午後6時にはユーロ圏の6月消費者物価指数が発表され、前年同月比で+1.3%と予想されている。

 18日火曜の午前10時半には、豪中銀が金融政策会合の議事要旨を公表。最近は各国で利上げ傾向が高まっており、オーストラリアでも利上げに向けて議事要旨の内容に何らかの変化があるかもしれない。

 19~20日には日銀が金融政策決定会合を行い、20日の正午頃には政策金利を発表する。日銀の異次元緩和は物価上昇率2%という目標をなかなか達成できないものの、最近の景気回復傾向や株高のため追加緩和措置が出てくる可能性は低い。また反対に緩和が縮小される可能性もほとんどない。

 同じ日の午後8時45分には、ECBが金融政策を発表。今回は政策金利・量的緩和ともに据え置きが予想されている。それよりも午後9時半から行なわれるドラギ総裁の会見で、今後の緩和縮小に向けて何らかのヒントがあるかもしれない。

 さらに時間は未定だが、この日は南アフリカも政策金利を発表。7%の据え置きが予想されている。これまでの例では、発表は午後12時前後になることが多い。

 21日金曜の午後9時半には、カナダが6月CPIを発表。前年同月比で+1.1%と、前月比よりも0.2ポイント低下した数字が予想されている。

 以上が今週の主な発表になる。その他にも先週には米トランプ政権のロシアとのつながりに関し新たな悪材料が出たこともあり、引き続き米ドルにとっての重しになることが考えられる。

 

今週の経済指標・政策金利発表スケジュールはこちらでチェック!



この書類に含まれる素材はiFOREXではなく、独立した第3機関により作成されたもので、いかなる場合においても、直接的・間接的、明示的・暗示的にかかわらず、投資に対する助言や、金融商品に関する投資戦略の推奨、提案として解釈すべきものではありません。この書類に含まれる過去の実績や、それに基づくシミュレーションは将来の成果を保障するものではありません。すべての免責事項はこちらをクリックしてご確認ください。

筆者について
鳥羽賢

慶應義塾大学経済学部卒業。輸入業務に従事後、ライターとして2003年より主に経済分野を中心に執筆活動を行う。企業トップへインタビューした上での、ビジネス記事執筆経験多数。ポータルサイト『オールアバウト』では、「世界のニュース・トレンド」テーマなどで、数年間政治・経済ニュース記事を執筆。FXの専門誌『月刊FX攻略.com』でも各通貨ペアの特徴解説など、FX攻略記事を執筆した経験がある。主な著書に、『とにかくわかる! FX超入門者』(すばる舎)などがある。翻訳活動も行い、FX投資教材の翻訳を中心に、金融分野の翻訳実績も多数。自身でも投資を行い、FXのトレードも2006年以来7年以上にわたって継続している。