今週の主な経済指標・政策金利発表

筆者 鳥羽賢 |

今週は22日木曜にニュージーランドの政策金利発表がある。

 先週は日米を初めとする主要国の政策金利発表が相次いだ。今週はそれに比べるとイベントの少ない週となり、先週の政策金利発表ラッシュ後に株式市場が再び上昇気流に乗れるかどうかが焦点となる。

 

22日にはNZの政策金利

 

 先週はアメリカ、スイス、トルコ、イギリス、日本など主要国の政策金利発表が相次いだが、どれも予想通りの発表だったため金融市場には大きな波乱はなかった。

 そして今週は先週に比べると重要な発表がかなり少なくなるが、ともかく今週発表の主な経済指標を確認しておこう。

 19日月曜の朝8時50分には、日本の5月貿易統計が発表。今月は433億円の黒字と予想されている。この数字は来月発表される5月貿易収支の計算にも使われる。

 20日火曜の午前10時半には、オーストラリア中銀が前回金融政策会合の議事要旨を公表する。最近は金利据え置きが続いている豪中銀だが、ここで将来の金融政策について何らかの言及があるかどうかが注目される。

 またこの日の午後4時半から、英中銀のカーニー総裁が講演を行なう。イギリスは先週の金融政策委員会で金利を据え置いたが、利上げを主張した委員が全8人中3人いた。これは前回の1人より2人も増えており、あと1人増えると利上げ主張者が半数という事態になる。利上げが近いことを示しているが、カーニー総裁が講演でどのような発言をするかがポイントとなる。

 21日水曜の朝8時50分には日銀が金融政策決定会合の議事要旨を公表。ただ前回の会合では政策金利・量的緩和ともに現状維持とされ、追加緩和の議論が行なわれたという話も出ていない。したがって議事要旨も追加緩和については何も述べていない可能性が高い。

 22日木曜の朝6時には、ニュージーランドが政策金利を発表。1.75%の据え置きと予想されている。ニュージーランドは昨年11月以来、政策金利を現行水準に据え置き続けている。

 23日金曜の午後3時45分には、フランスが第1四半期GDP確定値を発表。ここでは改定値時点と同じ、前期比+0.4%と予想されている。

 そしてこの日の午後11時には、アメリカの5月新築住宅販売件数が発表。年率換算で59万3000件と予想されている。

 最近は一時期高まったシリアや北朝鮮の地政学的リスクも後退し、またトランプ米大統領のスキャンダル問題も少し落ち着いてきた。しかし落ち着いてきたところで、また新たな悪材料が出てくる可能性は否定できない。そうなると株式市場にも悪影響が出ることになるだろう。

 

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筆者について
鳥羽賢

慶應義塾大学経済学部卒業。輸入業務に従事後、ライターとして2003年より主に経済分野を中心に執筆活動を行う。企業トップへインタビューした上での、ビジネス記事執筆経験多数。ポータルサイト『オールアバウト』では、「世界のニュース・トレンド」テーマなどで、数年間政治・経済ニュース記事を執筆。FXの専門誌『月刊FX攻略.com』でも各通貨ペアの特徴解説など、FX攻略記事を執筆した経験がある。主な著書に、『とにかくわかる! FX超入門者』(すばる舎)などがある。翻訳活動も行い、FX投資教材の翻訳を中心に、金融分野の翻訳実績も多数。自身でも投資を行い、FXのトレードも2006年以来7年以上にわたって継続している。