仮想通貨を異なるブロックチェーンに転送するためにはブリッジという手続きが必要になるが、ビットコインをブリッジなしでカルダノのチェーンに転送するプロジェクトが今月になって成功している。これによってビットコインの新たな世界が開ける可能性もある。
仮想通貨はブロックチェーン上で発行されるものであり、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)など主な仮想通貨はそれ自体のブロックチェーンを持っている。
それに対して現在無数にあるより小規模な通貨はイーサリアムなど他の主要通貨のブロックチェーン上で発行されており、このように独自のブロックチェーンを持たない通貨を「トークン」と呼んで仮想通貨と区別することもある。
そして仮想通貨やトークンを転送する場合、基本的には同じブロックチェーン上に転送する必要があり、違うチェーンにはできない。違うブロックチェーンに転送する場合は「ブリッジ」という手続きが必要になる。すでに多くの人が知っているようにブリッジとは「橋」の意味を持つ英単語であり、文字通りブロックチェーン間の橋渡しをするのがブリッジになる。
しかしそのブリッジをせずに、仮想通貨を他のブロックチェーンに転送できる技術を開発するプロジェクトも進められている。「BitcoinOS」と呼ばれるこのプロジェクトでは、今月上旬にビットコインをカルダノ(ADA)のブロックチェーンにブリッジなしで転送することに成功していた。このようなブリッジなしの他のチェーンへの転送は世界で初めてという。
ここで利用された技術にゼロ知識証明(ZKP)というものがある。これは証明をする必要のある者、あるいはコンピューターが、持っている情報の詳細を公開せずに証明するべき事項を証明するための技術。
例えばあるコンピューターの中にパスワードが保存されていて、パスワードの詳細を見せずに「パスワードがある」ことだけを証明するのがゼロ知識証明になる。人間の情報で言えば、正確な年齢を言わずに「18歳以上の成人である」ことだけを証明できるなら、それがゼロ知識証明と言える。
技術的なことは抜きにしても、このBitcoinOSがブリッジなしでの他のチェーンへの転送を可能にしたことで、今後ビットコインの可能性がさらに広がることもありえる。
具体的にはブリッジを使わずにさまざまなネットワーク、取引所、エコシステムにアクセスできるようになり利便性が高まることが考えられる。しかしその一方で、今回のブリッジなしの転送技術だけでは大きな変化は生まれないという意見もある。
日本の取引所のみで仮想通貨を取引しているとブリッジはそれほど意識しないが、ブリッジなしでビットコインを他チェーンに転送できるようになったことは仮想通貨の世界にとって大きな進歩と言える。
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