4月12日に上場してその後株価が暴騰し、一時は公募価格の10倍近くになった宇宙開発ベンチャーのispace。しかし26日になると打ち上げた月探査船が寸前になって着陸失敗したと発表され、株価はストップ安まで下落した。
東京株式市場の地合は必ずしも良いとは言えないが、それでも期待の大きい会社の株は上がる。最近IPOとして上場して、その後株価が公募価格の10倍近くまで暴騰したのが宇宙開発ベンチャーのispace(銘柄コード:9348)だ。
ispaceの前身となる会社は2010年に設立され、その後2013年には現在の株式会社ispaceに変更された。基本的には宇宙開発事業を続け、2018年には現在まで続く月探査プログラム「HAKUTO-R」がスタートした。
HAKUTO-Rのミッション1となる月探査船打ち上げは、2022年12月11日に実施された。この探査船が月に向かっている最中の今年4月12日に、同社は東証グロースに上場した。
このプロジェクトは民間企業として世界初の月着陸を目指す画期的なものだった。またこれまで月着陸に成功したのはアメリカ、ロシア、中国の3ヶ国なので、これが成功したら日本としては初となる。
ispaceのIPOは公募価格が254円だったのだが、上場初日から買い注文が殺到して翌13日にようやくついた上場初値は約4倍の1,000円だった。その後も株価暴騰は続き、上場から1週間後となる19日には2,373円をつけて公募価格の約10倍にまで到達した。その後は高値更新こそなかったものの、2,000円付近の高値を維持し25日の終値は1,990円だった。
ところが26日の東京株式市場開始前の未明に、ミッション1の月探査船が月表面まであとわずか100メートルの距離に迫った後、交信が途絶えたと発表。その後も交信が回復できる様子はなく、袴田社長は「着陸が完了しなかった可能性も非常に大きい」と発言した。推測では探査船は月表面に上手く着陸できず、表面に衝突してしまった可能性が高いと見られる。
ispace最大の事業である月探査船の失敗を受け、26日の株式市場ではispace株は朝方からストップ安の1,590円で売買が成立しない状態が継続。引け時にわずかな量の比例配分が行われたのみだった。
26日の引け時に出ていた買い注文は約12万株とこれまで約10営業日で取引が行われていた日の平均的な出来高(約1,000万株)より相当少ないので、明日・27日もストップ安(1,190円)まで行く可能性は高い。
ispaceは上場後1週間で公募価格から約10倍になり、その後は月探査船の着陸失敗を受け暴落とジェットコースターのような動きを見せている。このような銘柄は非常にハイリスク・ハイリターンなので、売買するならハイリスクである点をよく理解して行うようにしたい。
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