リップルからの出資によってマネーグラム株が160%暴騰

リップルからの出資によってマネーグラム株が160%暴騰

著者 鳥羽賢
2019年06月20日

仮想通貨のリップルを運営するリップル社が、国際送金サービスを運営する米マネーグラムに出資するというニュースが17日に流れた。そして翌日のNY株式市場では、マネーグラム株が前日比160%高と暴騰した。

仮想通貨で国際送金

仮想通貨取引を行っている人なら、リップル(XRP)の名前はすでに聞いたことのある人が多いだろう。リップルは世界で幅広く取引されている仮想通貨で、2019年6月19日現在で時価総額はビットコインとイーサリアムに次いで3位になっている。


一方マネーグラム(銘柄コード:MGI)は、名前を聞いたことがない人も多いかもしれない。マネーグラムは国際送金サービスを提供するアメリカの会社で、世界のほとんどの国に拠点を持ち送金サービスを行っている。日本ではSBIレミットという会社がマネーグラムのサービスを提供している。


とはいえ海外への送金なら銀行もあるし、Paypalのようなインターネット上のサービスもある。そして今では仮想通貨も利用することができる。だからマネーグラムのビジネスはすでに競合相手が多いし、日本ではそれほど普及していない。


しかし海外ではまだまだ利用者が多いのも事実。そして仮想通貨リップルを運営するリップル社が、そのマネーグラムに5000万ドルも出資するというニュースが17日になって流れた。


この出資によって両社の提携関係が強化される。もともとリップル社が提供している国際送金システムの「xRapid」をマネーグラムが利用するなど、この2社は提携関係にあった。今後はxRapidやリップルを活用して、マネーグラムは海外への送金がさらに速くできるようなサービスを目指す。


そして特筆すべきは、このニュースが発表された後のマネーグラム株の動きだ。マネーグラムは米NASDAQに上場しているが、17日の終値は1.45ドルとかなり安い値だった。それがリップルからの出資が発表されたことにより、18日には暴騰し前日比160%以上も高い3.88ドルで終了した。


ここまで暴騰したのは、もともと株価が1.45ドルと安かったために上昇しやすかったこと、そしてアメリカでは値幅制限がないので1日でいくらでも上下できることなどがある。だが暴騰はずっと続かず、19日のNY株式市場序盤には前日より15%ほど安い3.3ドル付近で取引されている。


一方リップルの方はそこまで極端な上昇は見せず、マネーグラムへの出資のニュースが流れた後多少上昇し18日には48円をつけただけだった。市場ではマネーグラム株が大きく反応した今回の出資だが、仮想通貨との提携で海外送金がどこまで改善されるかは興味深い。

 

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