株式指数とは、大抵は1つの市場の中で構成銘柄が選定され、それらの銘柄から算出される。しかし通貨面で統合されている欧州には、国や市場をまたがってユーロ圏全体の銘柄から算出される株式指数が存在する。
普通、株式指数は一国の市場から銘柄が選ばれ、それらから算出される。例えば日本の代表的な指数である日経225平均は、東証の225銘柄が構成銘柄になっている。またTOPIXは、東証1部の全銘柄(2015年8月現在約1,900)から算出される。一方アメリカのダウ工業平均は米国株30銘柄、S&P500指数は500銘柄から計算される。
それに対して欧州は多少事情が違う。というのも、欧州はEUという共同体で国境を超えて人、モノ、金の移動が自由にできる状態になっており、ユーロという共通通貨も導入されている。
欧州にも株式市場は各国にあり、ドイツのDAX指数やイギリスのFTSE100など、それぞれ株式指数がある。しかし欧州全体、というよりユーロ圏全体の株式市場の動きを表す指数が、ユーロ・ストックス50指数(以下、「ES50」)だ。これはアルファベットでは、EURO STOXX 50と書く。STOXXとは、欧州にある株式指数を運用している企業の名で、この指数以外にも株式指数を運用している。
ES50はその名前の通り、50銘柄から算出される。そして50銘柄は、一国だけではなくユーロ圏のいろいろな国の株式から選ばれているのが特徴になる。ただし経済力や株式市場の規模から、ドイツ、フランス、スペイン、イタリアの4ヶ国の株が常時40銘柄以上を占めているのが現状だ。
株式指数の数少ない構成銘柄に選ばれるのは、当然ながら優良企業ばかりとなる。ES50の構成銘柄で日本でもよく知られている企業には、例えばフランスのルイ・ヴィトン(バッグ等)、ドイツのフォルクスワーゲン(自動車)、フランスのロレアル(化粧品等)などがある。
算出方法として50銘柄の時価総額が使われるので、TOPIXに近い指数と言える。そして1991年12月31日の算出値を1000として、それを基準に前後の全ての値が表される。ただ実際に運用が開始されたのは1998年なので、98年以前はさかのぼって算出されたことになる。
1991年以降のES50の推移を見ると、史上最高値は2000年春のITバブル時につけた5,464になる。逆に言うと2000年以降現在まで15年間最高値更新がないので、欧州株はやや低迷していると見ることもできる。
2000年以降は、2007年の株高時が4,557。リーマンショック後現在までの上昇トレンドでは、今年4月につけた3,828が最高だった。
ES50指数に投資する選択肢は日本では少ないが、ETFにES50と 連動している銘柄はあるし、またCFDでもできる。欧州の優良銘柄に対するパッシブ運用としては、かなり有力な投資先だ。
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